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“プロ野球界の伝説”王貞治&長嶋茂雄を上回った監督は?…「あなたが選ぶ最高の名将」6位~10位結果発表《800人アンケート》
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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posted2021/12/17 17:01
王貞治監督と長嶋茂雄監督は、長きにわたってプロ野球界のシンボル的な存在だった
7位 長嶋茂雄(巨人) 39票
7位は野球界で初となる文化勲章を受章した長嶋茂雄監督です。現役時代は国民的なヒーローとして活躍し、巨人の監督として1994年、2000年と2回の日本シリーズ優勝を達成。独特な“長嶋語録”や、「メークドラマ」「メークミラクル」といった造語も話題を集めました。
選手としても監督としても、唯一無二のカリスマ性を持つ「ミスタープロ野球」。実績もさることながら、多くのファンがプロ野球のアイコンとしての圧倒的な存在感を投票理由にあげていました。
「ただそこにいるだけで場の雰囲気が変わる稀有な存在」(38歳・女性)
「10.8の興奮は忘れられません。そして、さまざまネーミングセンスはまさに天才」(45歳・男性)
「野球を知らない人でも知っている最高の名将でした!」(43歳・女性)
「勝つことだけがすべてではない。ファンあってのプロ野球を体現したのはミスターのみ」(54歳・男性)
「迷監督の時もあったが、見ているだけで楽しかったです」(67歳・女性)
6位 工藤公康(ソフトバンク) 46票
今シーズンかぎりで勇退した工藤公康監督が6位にランクインしました。5回の日本一は90年代以降で最多。現役時代に「優勝請負人」と称された名投手は、ソフトバンクの指揮官としても「常勝軍団」のイメージを完全に定着させました。
育成出身の千賀滉大や甲斐拓也をチームの要に成長させた手腕に加えて、短期決戦で驚異的な勝負強さを見せた工藤監督。近年のソフトバンクの強さから、若い野球ファンから多くの支持を集めています。
「7年で5回の日本一は別格すぎる」(18歳・男性)
「ここまでの短期決戦の鬼はいないと思う。退任が発表されたときはとても寂しかった」(19歳・女性)
「ほかの球団が全く勝てる気がしない感じだった。特に甲斐選手が、攻守の要のチームの軸となって活躍していたのが印象に残っている」(27歳・男性)
「圧倒的強さ。これだけ日本一になっていて選手思いで謙虚。他に勝る監督はいない」(30歳・女性)
「今年は残念でしたが、ソフトバンクの連覇、育成選手の活躍など素晴らしいと思います」(24歳・男性)
6位から10位の監督も、いずれ劣らぬ名将ばかりでしたが、果たしてベスト5はどのような顔ぶれになっているのでしょうか。<アンケート1~5位の結果発表、真中満が語る“名将・野村克也”へ続く>