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“プロ野球界の伝説”王貞治&長嶋茂雄を上回った監督は?…「あなたが選ぶ最高の名将」6位~10位結果発表《800人アンケート》 

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posted2021/12/17 17:01

“プロ野球界の伝説”王貞治&長嶋茂雄を上回った監督は?…「あなたが選ぶ最高の名将」6位~10位結果発表《800人アンケート》<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

王貞治監督と長嶋茂雄監督は、長きにわたってプロ野球界のシンボル的な存在だった

9位 栗山英樹(日本ハム) 18票

 9位に選ばれたのは、今シーズンかぎりで日本ハムの指揮官を退任し、侍ジャパンの新監督に就任した栗山英樹監督です。

 2016年に日本一に輝き、10年間に渡る長期政権を築いた栗山監督の特長といえば、選手を尊重する育成手腕。とりわけ今季のメジャーでア・リーグMVPを獲得した大谷翔平選手を“二刀流”で育成した功績は、今後も語り継がれていくことでしょう。以下のようなコメントからも、大谷選手の活躍が投票の決め手になったことが窺えます。

「日本シリーズ優勝は1度でしたが、大谷翔平選手を二刀流に育てあげたことは素晴らしいことだと思います!」(51歳・女性)

「新しい戦略を積極的に取り入れる柔軟性、また情に厚く人を育てる姿勢がとてもよく表れているから」(25歳・男性)

「世界一の二刀流の選手を育てたから。選手への愛情と柔軟な発想」(50歳・女性)

「北海道に完全にファイターズを根付かせた功績と、スーパープレイヤーの育成」(62歳・男性)

「今までの常識を覆し、大谷選手を見事二刀流で大成させ、日本のプロ野球、いや世界のプロ野球の歴史を拓いた」(52歳・男性)

8位 王貞治(ダイエー) 23票

 ダイエー(現ソフトバンク)を率いて1999年、2003年の日本シリーズを制した王貞治監督が8位に選ばれました。2006年には、野球日本代表の監督として第1回WBCを制覇。現役時代に868本塁打という不滅の大記録を残した「世界の王」は、監督としても世界一に輝くという偉業を達成しています。

 名選手が必ずしも名監督になるとは限らないプロ野球の世界で、通算1315勝をあげた王監督。九州の地に球団を根付かせ、現在に至るまでの常勝軍団の礎を築いたこともファンから高く評価されているようです。

「低迷しファンに生卵まで投げつけられていたダイエーホークスを常勝球団へと導いた功績は素晴らしいです。また、2006年WBCで初代優勝へ輝いた手腕も見事でした」(48歳・男性)

「縁もゆかりもない福岡・ホークスに来て、経営陣が不祥事を起こしても、ブレずにホークスを強くしてくださった。王さんが強くしてくれたから、ビッグスポンサーも来てくれたし、九州のみんなに愛される球団になったと思う」(38歳・女性)

「自身での優勝だけでなく、その後の強いホークスの礎を築いたから」(41歳・男性)

「弱小ホークスを常勝軍団に育て上げ、その教えの『勝者のメンタル』や『ファンサービス』について秋山ホークス、工藤ホークスにおいても王イズムが脈々と引き継がれている点が名将だと思う」(37歳・男性)

「ホークスを常勝軍団にした手腕。WBC監督では、王さんの声掛けなら、とメジャーリーガーも集まってくる人望」(53歳・男性)

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