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WBC井端弘和監督「あの3人がいなかったら…」大谷翔平&鈴木誠也&吉田正尚”凄すぎるメジャートリオ”の裏で…“NPB最高バッター”近藤健介の不振

posted2026/03/10 11:10

 
WBC井端弘和監督「あの3人がいなかったら…」大谷翔平&鈴木誠也&吉田正尚”凄すぎるメジャートリオ”の裏で…“NPB最高バッター”近藤健介の不振<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

“NPB最高のバッター”と称され安定感抜群の近藤健介だが、今回のWBCでは3試合を終えてまさかの無安打。今後の巻き返しはあるのか…

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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Hideki Sugiyama

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)連覇を狙う日本代表は、1次ラウンド第3戦のオーストラリア戦を接戦の末に4対3で下して3戦全勝で1次ラウンドの1位通過を決めた。10日のチェコ共和国戦後、チームはチャーター機で決勝ラウンドを戦う米・フロリダ州マイアミに向かって出発するが、予選3試合で浮かんできた打線の課題を検証する。

井端監督「3人がいなかったらどうなっていたのか…」

 とにかくあの3人が凄すぎる。

 あの3人とは大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)と鈴木誠也外野手(シカゴ・カブス)、吉田正尚外野手(ボストン・レッドソックス)のメジャートリオだ。

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 台湾戦の大谷の満塁弾で始まった東京ラウンド。2戦目の韓国戦は大谷の2試合連続本塁打に鈴木の2打席連発、吉田の大会1号で逆転勝利。そして1位通過をかけたオーストラリアとの第3戦は吉田の2戦連発となる逆転2ランで試合をひっくり返して逃げ切った。

「3人がいなかったらどうなっていたのか……。大谷と鈴木はもちろん吉田も最後の1人として何とか(チームに)入れてもらって良かったと思っています」

 井端弘和監督のこんな言葉が、予選ラウンドの日本の戦いを象徴していた。

 しかしその率直な指揮官の言葉の裏側にあるのは、3人以外の打線が抱える問題点なのかもしれない。

 アメリカラウンドに向けて最大の問題は「NPB最高のバッター」とも言われる近藤健介外野手(ソフトバンク)の不振だ。

「状態のことも、本当に首脳陣に気にかけてもらっていると思います。そういう意味では結果で応えたかったけど、なかなか難しいところかなと思います」

近藤の打順に対する指揮官の配慮

 オーストラリア戦ではそれまでの1番・大谷から近藤、鈴木という3番までの並びを、大谷、鈴木、近藤と入れ替えた。

「ちょっとでも近藤選手に何とか結果が出ればというところで、打って欲しかったというのはあります。大谷選手が歩かされるケースもあると言うところで、このような打順になりました」

 こう説明したのは井端監督だ。

 もともと近藤が「大谷の後ろはプレッシャーがかかるのでできれば打ちたくない」と語っていたこともあり、好調な鈴木を挟んで楽に打たせようという指揮官の配慮だった。

【次ページ】 「近ちゃんの本来の打球じゃないんだよね」

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