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山本由伸とのノーノー達成直後に「浮かれとるやないかい!」激ツッコミも…声優・立花理香が語る夫・若月健矢の「ヤバイわよ!」な愛され秘話

posted2023/12/12 11:05

 
山本由伸とのノーノー達成直後に「浮かれとるやないかい!」激ツッコミも…声優・立花理香が語る夫・若月健矢の「ヤバイわよ!」な愛され秘話<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama / Kiichi Matsumoto

オリックス・若月健矢(左)と人気声優・立花理香

text by

曹宇鉉

曹宇鉉Uhyon Cho

PROFILE

photograph by

Hideki Sugiyama / Kiichi Matsumoto

 多くのアニメやゲーム、ラジオで活躍する人気声優の立花理香(36歳)。20代中盤に声優デビューを果たした“オールドルーキー”の歩みと、野球への思いとは。夫であるオリックスの若月健矢捕手(28歳)が山本由伸投手と今季達成したノーヒットノーランにまつわる秘話も聞いた。(全2回の2回目/前編へ)

 声優・立花理香とプロ野球の出会いは幼少期に遡る。生まれ育った広島での日常はいわば“カープまみれ”。野球中継の延長で、見たい番組の放送が後ろ倒しになることも珍しくなかった。

「子どものころは、チャンネル権を争いながら『もー、また野球?』って思っていました。野球の楽しさを知ったのは、大学進学を機に京都に住みはじめてからですね。友達に誘われて甲子園や京セラドームに足を運ぶようになったんですが、球場で飲むビールが猛烈においしくて……。ちょうど新井貴浩さんが広島から阪神に移籍されたころ(2008年)だったと思います」

20代中盤から挑んだ声優の夢

 自分と同じく、広島から関西へとやってきたスラッガーの奮闘に目を奪われた。2009年にタレント活動を始めてからも、野球観戦は夢中になれる趣味のひとつであり続けた。そして立花は、ある目標を叶えるために上京を決意する。

「タレント活動をしていたころに、テレビやラジオでいろんな作品を紹介する機会があって、もし叶うなら私も作る側に回ってみたいと思ったんです。自分の好きなアニメやゲームの世界で、声優として勝負したいな、と」

 星の数ほどいる声優志望者のなかで、プロとして活動できるのはほんのひと握りにすぎない。早くから養成所で学び、10代でデビューする者も少なくない業界にあって、当時すでに20代中盤の大学院生だった立花は“オールドルーキー”といってよかった。

「無謀でしたね、いま考えると。でも、知識もないまま勢いで東京に出ていったのが、逆によかった気がします。業界のことに詳しかったら、自分には無理だと思っていたかもしれません」

【次ページ】 「ヤバイわよ」若月の反応は?

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