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【投手編】プロ野球・出身高校別2020年成績ランキング調べました…肩肘を温存!? 大分商や西条など公立校出身が活躍中 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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photograph bySankei Shimbun/Nanae Suzuki

posted2021/04/01 17:00

【投手編】プロ野球・出身高校別2020年成績ランキング調べました…肩肘を温存!? 大分商や西条など公立校出身が活躍中<Number Web> photograph by Sankei Shimbun/Nanae Suzuki

東海大相模時代と巨人時代の菅野智之

防御率1位は大野雄大の京都外大西、2位以降は……?

<140イニング以上の高校の防御率10傑>
京都外大西(京都府)1.82/大野雄大(中)1.82
大分商(大分県)2.20/ 森下暢仁(広)1.91、笠谷俊介(ソ)2.84
菰野(三重県)2.22/西勇輝(神)2.26、田中法彦(広)0.00
東海大相模(神奈川県)2.53/菅野智之(巨)1.97、吉田凌(オ)2.17
専大松戸(千葉県)2.92/高橋礼(ソ)2.65、上沢直之(日)3.06
沖縄尚学(沖縄県)3.10/東浜巨(ソ)2.34、與座海人(西)5.45
岡山理大付(岡山県)3.40/九里亜蓮(広)2.96、薮田和樹(広)4.60
横浜(神奈川県)3.68/涌井秀章(楽)3.60、柳裕也(中)3.60
浦和学院(埼玉県)3.93/大竹寛(巨)2.59、小島和哉(ロ)3.73
広陵(広島県)3.96/有原航平(日)3.46、野村祐輔(広)4.58

 防御率10傑に入っている高校が、いまどきの「投手輩出高校」ということになるだろう。

 投手は数が少ないので、1人エース級の投手が登場すると一気にランキングが上がる。ただこのデータを踏まえると、甲子園で活躍する高校の出身投手が、そのままプロでも活躍するとは言いきれないことが改めて確認できるのではないか。

 高校時代の投球数の問題も要因としてあるのだろうが、伸び代をもってプロ入りできるかどうかは、非常に重要だ。プロ入りを目指す投手や親御さんには「高校時代に燃え尽きない」ことを留意してほしいと感じている。

高校打者編に続く。関連記事からもご覧になれます)

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