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【投手編】プロ野球・出身高校別2020年成績ランキング調べました…肩肘を温存!? 大分商や西条など公立校出身が活躍中

posted2021/04/01 17:00

 
【投手編】プロ野球・出身高校別2020年成績ランキング調べました…肩肘を温存!? 大分商や西条など公立校出身が活躍中<Number Web> photograph by Sankei Shimbun/Nanae Suzuki

東海大相模時代と巨人時代の菅野智之

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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Sankei Shimbun/Nanae Suzuki

新年度を迎えて、高校・大学への入学シーズンとなりました。そこでプロ野球開幕の時期に合わせて「2020年の出身校別プロ野球選手の成績」を調べてみました(全2回/高校打者編はこちら)

 昨年のNPBに登録された日本人投手は422人、これに内野手登録でマウンドに上がった巨人の増田大輝を含む423人が、昨年時点の「外国籍以外の投手」だということになる。

 これを出身高校別にランキングするとこうなる。(:人)は一軍試合に登板した選手数。

7人 大阪桐蔭(大阪府:4人)
5人 広陵(広島県:5人)、横浜(神奈川県:3人)、山形中央(山形県:2人)
4人 浦和学院(埼玉県:4人)、専大松戸(千葉県:4人)、日大三(東京都:4人)
3人 佐野日大(栃木県:3人)、星稜(石川県:3人)、東海大相模(神奈川県:3人)、福岡大大濠(福岡県:3人)、愛工大名電(愛知県:2人)、青森山田(青森県:2人)、神戸弘陵(兵庫県:2人)、樟南(鹿児島県:2人)、仙台育英(宮城県:2人)、つくば秀英(茨城県:2人)、敦賀気比(福井県:2人)、東洋大姫路(兵庫県:2人)、広島新庄(広島県:2人)、北海(北海道:2人)

 投手は多くの高校にばらける傾向にある。エースが1人で投げる高校が今も多いために、同時期に同じ学校から複数の投手が出てくるケースが少ないからか。

 大阪桐蔭が7人で最多だが、一軍で投げた投手の数では広陵が5人で1位。4人は大阪桐蔭、浦和学院、専大松戸、日大三だ。一方で大阪桐蔭のライバル、履正社は現役選手は8人いるが、投手はヤクルトの寺島成輝だけだ。

東海大相模と横浜のライバルが“最多勝争い”

<高校別の勝利数ランキング>
東海大相模(神奈川県)17勝7敗/菅野智之(巨)14勝2敗、吉田凌(オ)2勝2敗
横浜(神奈川県)17勝11敗/涌井秀章(楽)11勝4敗、柳裕也(中)6勝7敗
広陵(広島県)15勝16敗/有原航平(日)8勝9敗、野村祐輔(広)6勝3敗
大分商(大分県)14勝7敗/森下暢仁(広)10勝3敗、笠谷俊介(ソ)4勝4敗
専大松戸(千葉県)12勝8敗/上沢直之(日)8勝6敗、高橋礼(ソ)4勝2敗
西条(愛媛県)11勝3敗/秋山拓巳(神)11勝3敗
総合工科(東京都)11勝3敗/石川柊太(ソ)11勝3敗
菰野(三重県)11勝5敗/西勇輝(神)11勝5敗、田中法彦(広)0勝0敗
蒲郡(愛知県)11勝6敗/千賀滉大(ソ)11勝6敗
京都外大西(京都府)11勝6敗/大野雄大(中)11勝6敗
沖縄尚学(沖縄県)11勝6敗/東浜巨(ソ)9勝2敗、與座海人(西)2勝4敗

【次ページ】 公立校がトップ10のうち半数を占めている

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