酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
坂本勇人+“次の2000本安打”候補13人 大台にしぶとく近づくベテランの名は……
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byHideki Sugiyama
posted2020/09/21 08:00
コロナ禍によって最年少2000本達成こそ逃したものの、坂本勇人の安打ペースは日本プロ野球史に残るものだ
日米通算2000安打は達成の福留、青木
これに続くのは、あと91安打の阪神・福留だが、43歳の今年は先発を外れることが多くなっている。残り安打数はレギュラーならば来季以降もあれば可能性が出てくる数字だが、達成は厳しそうだ。
もっとも福留はMLBで498安打を打っているので「日米通算2000本安打」という名球会入りの資格をクリアしている。これはヤクルトの青木宣親も同様だ。
栗山・中島が勝負強さを見せている
37歳の西武、栗山巧は一時期はレギュラーを外れたが、今季は中軸の後ろを打って勝負強い打撃を見せている。今季あと50安打は打てそうだから、来季中に大台達成は可能だろう。
今季に入ってにわかに大台突破の可能性が見えてきたのが巨人、中島だ。オリックスから巨人に移籍した昨年はわずか8安打。今季の期待感も薄かったが、下位打線でしぶといところを見せている。来季には2000本まで130本前後にまで迫る可能性はある。39歳だが希望はあるだろう。
ソフトバンクの松田宣浩は、815試合連続出場が9月10日で途切れた。まだレギュラーではあるが打率は.212とやや衰えが見える。チームリーダーはもうひと踏ん張りできるだろうか?