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1位巨人と2位西武が571ゲーム差!?
通算84年の勝敗を順位表にすると。

posted2020/07/06 19:00

 
1位巨人と2位西武が571ゲーム差!?通算84年の勝敗を順位表にすると。<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

開幕戦で球団創設6000勝を達成した巨人。原監督、坂本勇人、菅野智之らも記念の瞬間の1枚に収まった。

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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Kiichi Matsumoto

 読者各位はプロ野球開幕日に巨人が通算6000勝を挙げたことを、うっすらと覚えておられるかもしれない。それがどれだけすごい数字なのかをご紹介したい。すごすぎて絶望したくなるほどだ。

 日本のプロ野球は1936年4月29日に始まった。巨人の長嶋茂雄終身名誉監督がこの年の2月に生まれている。以来84年かけて巨人は6000勝を挙げたのだ。

 では、他球団はどうなのか?

創設から7月2日の成績をまとめると。

 ここはひとつ、プロ野球の創設から今年までを「壮大なペナントレース」と見立てて順位表にしてみた。

 プロ野球では短期間で脱退したり、合併した球団がある。以下は2000試合以上戦った球団に限定しての順位表で、チーム名は現在のもの。記録は2020年7月2日までとなっている。

1 巨人
10627試6007勝4294敗326分率.583
差--
2 西武
9456試4831勝4260敗365分率.531
差571.0
3 ソフトバンク
10481試5340勝4769敗372分率.528
差0.0
4 阪神
10653試5321勝5014敗318分率.515
差132.0
5 中日
10639試5288勝5001敗350分率.514
差10.0
6 オリックス
10646試5255勝5029敗362分率.511
差30.5
7 ロッテ
9443試4546勝4526敗371分率.501
差103.0
8 広島
9404試4374勝4683敗347分率.483
差164.5
9 日本ハム
9920試4605勝4960敗355分率.481
差23.0
10 近鉄
7252試3261勝3720敗271分率.467
差52.0 ※
11 ヤクルト
9404試4245勝4855敗304分率.466
差75.5
12 楽天
2151試968勝1133敗50分率.461
差-222.5
13 DeNA
9406試4073勝5040敗293分率.447
差401.0

※近鉄は2004年にオリックスと合併して消滅。

 巨人は6割近い勝率で2位西武を大きく引き離している。ゲーム差に換算すると、なんと571.0ゲーム。毎年西武が巨人に10ゲーム差をつけたとしても、追いつくのに約57年かかる。筆者の年齢だと、これを見届けることはできないほどの絶望的なゲーム差だ。長嶋茂雄の名言ではないが「巨人軍は永久に不滅」なのか。

【次ページ】 ドラフト導入後、巨人と阪神は……。

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