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E-1選手権&U-22代表発表。初選出の
マリノス仲川輝人にブレイクの気配。
posted2019/12/05 18:00
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph by
Hiroki Watanabe/Getty Images
みなさん、こんにちは。
12月4日に東アジアE-1サッカー選手権(10日開幕、韓国)に臨む日本代表メンバー22人とU-22ジャマイカ代表との親善試合(28日、長崎)に臨むU-22日本代表メンバー19人が発表されました。
E-1のほうは国内組プラス国内の東京五輪世代、ジャマイカ戦のほうはE-1組以外及び海外の東京五輪世代という構成になっています。
E-1は2年に1度開催される国際大会です。前身は森保一監督も選手として出場したあのダイナスティカップ。ライバルの韓国とも戦う貴重な機会となります。国内組をそろえたのは、国際Aマッチデー期間外で所属クラブに対する招集の強制力がないため。
今回のメンバー選考から何が見えてくるのか、私なりの解釈を説明させていただきます。
東京五輪世代以外の招集には制約が。
E-1についてはもっと国内のA代表候補が入ってくると思っていました。
しかし蓋を開けてみれば、東京五輪世代が22人中12人。国内組ではリーグ優勝に王手を懸けた横浜F・マリノスの仲川輝人が入りましたが、東京五輪世代以外で新顔は彼のみにとどまっています。
東京五輪世代以外の招集には制約があるようにも見受けられます。
たとえば先月のベネズエラ戦で代表デビューを果たしたヴィッセル神戸の古橋亨梧も候補に入っていたはず。天皇杯準決勝(21日)が控えていることも無関係ではないでしょう。
また14日に控えるJ1参入決定戦に回る可能性のあるクラブからも現時点で招集が見送られています。
最終節(7日)の結果を踏まえ、1人追加招集することになるとのこと。個人的には安定した守備を誇るFC東京の森重真人の復帰や、新顔なら横浜F・マリノスの攻守のキーマンとなっている喜田拓也あたりも見たかったのですが……。