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ロナウドを止める方法はコレだ!
CLとセリエAの対策を仏誌が検証。

posted2018/10/08 11:00

 
ロナウドを止める方法はコレだ!CLとセリエAの対策を仏誌が検証。<Number Web> photograph by Inside/Panoramic

チャンピオンズリーグの通算得点ランキング1位のCR7。ライバルのメッシを20点近く離してのダントツのトップである。

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ティエリー・マルシャン with フレデリック・エルメル

ティエリー・マルシャン with フレデリック・エルメルThierry Marchand avec Frederic Hermel

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 過去6シーズンにわたりクリスティアーノ・ロナウドはチャンピオンズリーグの得点王を獲得し続けている。それはその間にわたり、彼がヨーロッパのトップに君臨し続けたことの、ひとつの証でもあった。

 だが、今年はルカ・モドリッチがFIFA最優秀選手賞を受賞したように、ロナウド=リオネル・メッシの2強時代もようやく終わりを告げようとしている。10年間続いた2人によるバロンドール独占という特異現象も、投票はまだ始まってはいないがほぼ間違いなく終焉する。そしてロナウド自身は、自らひとつの時代にけりをつけるように、レアル・マドリーからユベントスへと移籍した。

 それでは彼はユベントスでも、CL得点王であり続けられるのか――。

『フランス・フットボール』誌9月18日発売号では、初戦となったバレンシア戦で不運な退場処分を受け(雑誌発売はCLグループリーグ開幕前)、思いがけないスタートとなった彼の今季をティエリー・マルシャン、フレデリック・エルメル両記者が占っている。

監修:田村修一

CL得点王=バロンドール!?

 サッカー選手の多くは縁起を担ぐ。

 クリスティアーノ・ロナウドも同様で、昨季の場合そのひとつはアウェーゲームの移動の際に、チームメイトのマルセロ、カゼミーロと一緒に飛行機に乗り込むことだった。

 だが、今季はもうそれは出来ない。ユベントスに移籍した以上、何か別のゲン担ぎを見つけてそれに頼らざるを得ないのだった。

 ここ6シーズンというもの、“CR7(ロナウドの愛称)”はチャンピオンズリーグ得点王であり続けた。しかもネイマール、メッシとともにタイトルを分けた2014~15年シーズン(ともに10得点)を除き、すべて単独1位での戴冠である。

 この事実が意味することは小さくはない。

 というのも2007年のカカ以来、11シーズンにわたりチャンピオンズリーグ得点王が、その年の終わりにバロンドールを受賞しているからだ。

【次ページ】 ロナウドが開花したのはレアルでの話。

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