バイエルンは対リーガ勢に苦戦中。

　ただし、そんな彼らにも嫌なデータがある。過去4シーズンすべて、スペイン勢の手によってこの舞台から引きずり降ろされているのだ（マドリーに2度、アトレティコとバルセロナに1度ずつ）。

　もっとも、セビージャはそれら同国のチームより格は落ちる。それでもユナイテッド戦で見せたような工夫と動きに富む攻撃は、どんな相手にとっても厄介だ。加えて、今季CL得点ランキングで2位につけるウィサム・ベンイェデルの決定力も心強い。大量失点も多いが、欧州のエリートでも侮れない独特のリズムを奏でるチームだ。

【ロシアW杯で日本がグループステージで対戦する可能性のある選手】
セビージャ：FWルイス・ムリエル（コロンビア）
バイエルン・ミュンヘン：FWロベルト・レバンドフスキ（ポーランド）、MFハメス・ロドリゲス（コロンビア）

プレミア対決は究極のハイプレス合戦。

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＜リバプール（イングランド）対マンチェスター・シティ（イングランド）第1戦：4月5日　第2戦：4月11日＞

　今季のグループステージに出場したプレミア勢5チームはすべて突破を果たしたものの、ベスト16で半数以上が姿を消した。そして残った赤と水色の両雄が潰し合うことに。

　シティをどこが止めるのか──。これは今季の欧州フットボールにおけるテーマのひとつだ。

　就任2年目のグアルディオラ監督の下、恐るべき完成度を披露し続けるチームは、プレミアリーグで無敗優勝を遂げるのではないかとさえ言われていた。そこに待ったをかけたのがリバプールだ。本拠地アンフィールドで打ち合いの末に4－3の勝利を収め、シティに今季プレミアで唯一の黒星をつけている。

　欧州での初対戦となる今回も、白熱の攻防が繰り広げられるはずだ。どちらも激しくハイプレスをかけ、攻守の切り替えも早い。ポゼッションはシティが上回るが、逆襲の切れ味はリバプールも負けていない。シティはここまで4ゴールを奪った試合が3試合あり、総得点は19。一方のリバプールは5度以上ネットを揺らした試合が3試合あり、総得点は最多の28である。

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