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最強ソフトバンクが放出“もったいない選手”No.1…「かつて広島駅の駅員だった」現役ドラフトで楽天移籍、佐藤直樹27歳とは何者か? 山川穂高も絶賛

posted2025/12/11 11:01

 
最強ソフトバンクが放出“もったいない選手”No.1…「かつて広島駅の駅員だった」現役ドラフトで楽天移籍、佐藤直樹27歳とは何者か? 山川穂高も絶賛<Number Web> photograph by JIJI PRESS

最強ソフトバンクで“埋もれていた”もったいない選手No.1。佐藤直樹とは何者か?

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田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

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 今年で4回目の開催となった「現役ドラフト」が9日に行われた。出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目的に導入され、これまでに新天地で大きく花開いた選手も出ている。

 なかでも今季日本一に輝き四軍制を敷くソフトバンクからは、現役ドラフトでの移籍を経てブレークした選手を毎年輩出している。

 2022年の第1回で阪神に移ったのは大竹耕太郎だった。移籍後3年間で2度の二桁勝利を含む計32勝をマークし、今オフの契約更改では年俸1億3000万円(金額は推定)でサインした。阪神初年の6.5倍の年俸となり、見事な「現ドラドリーム」を果たした。

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 2023年の第2回で日本ハムに移籍した水谷瞬はソフトバンク時代での5年間は一軍出場ゼロだったが、北の大地で才能を開花させた。翌年の交流戦で史上最高打率.438を叩き出してMVPを獲得。今季も12本塁打をマークし、レギュラー格へと成り上がった。

 2024年の第3回では吉田賢吾が日本ハムへ。今季は開幕一軍入りを果たし、自己最多の47試合に出場してプロ初アーチを含む4本塁打を放った。

現役ドラフト通達のとき「ゴルフ中だった」

 そんな“宝の山”のソフトバンクから今年の現役ドラフトでは、外野手の佐藤直樹(27歳)が楽天に移籍することになった。

 9日の午後4時前、みずほPayPayドーム内の球団事務所に呼ばれた佐藤はゴルフウェア姿だった。

【次ページ】 「もったいない選手」佐藤直樹27歳とは何者か?

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