「このゲームはまだ死んでいない！」南野拓実こそ“最重要”だ…森保体制で最多出場・最多得点の男が頼れる理由「日本人の強みを発揮してくれる」 

「拓実は日本人の強みを発揮してくれて、かつ試合を決めてくれるようなプレーを示してくれていると思います。それは何かというと、まずは献身的に攻守にわたってチームの戦いに貢献してくれる。日本が世界に誇れるいくつかのポイントの中で、切り替え早く、攻撃から守備、守備から攻撃にというところ、そこで素早く次のプレーに移行してくれるところ。彼自身がやっていることは間違いなく日本チームのベースとして大切にしていかなければいけないこと。それを彼は表現してくれていると思います。

　ゴールがなければ試合には勝てない中、彼が貴重なゴールをたくさん挙げてくれているおかげで、チームが自信をもってさらに高みに向けてチャレンジするという気持ちになれている。その意味で彼の貢献は大きい。これからもまだまだゴールをたくさん奪うということで、攻守にわたってチームに自分の力を発揮するという部分、プレーをもって伝えていってもらいたいと思います」

ボリビア戦後、森保監督の100試合を祝う撮影。記念の「100番」ユニフォームを手渡したのは南野だった　©Asami Enomoto

森保監督にとっての南野の重要性

　献身的で、決定力を持ち、自信をもたらす——。世界に対して、日本人の強みを生かして戦う、と話す指揮官にとって南野拓実という選手がいかに重要かがわかる。

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　カタールW杯以後、チームは大きく成長し、南野もまた紆余曲折を経て進化を遂げた。W杯の悔しさはW杯でしか晴らすことはできないが、31歳で迎える来夏の北中米大会を、その舞台とする準備はできている。

〈全2回の2回目／はじめから読む〉