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「このゲームはまだ死んでいない!」南野拓実こそ“最重要”だ…森保体制で最多出場・最多得点の男が頼れる理由「日本人の強みを発揮してくれる」 

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佐藤景

佐藤景Kei Sato

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2025/11/27 17:01

「このゲームはまだ死んでいない!」南野拓実こそ“最重要”だ…森保体制で最多出場・最多得点の男が頼れる理由「日本人の強みを発揮してくれる」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

ブラジル戦で追撃のゴールを決めてチームを鼓舞する南野。森保ジャパンで最多出場、最多ゴールのこの男の重要性を改めて検証した

 今回の11月シリーズでも初戦のガーナ戦で攻守に、らしいプレーを見せた。ブラジル戦と同様に左のトップ下で先発すると、日本の左サイドへのパスコースを切りながら相手の右センターバックにプレッシャーをかけ、左センターバックにボールを持たせるゲームプランを実践。寄せのタイミングと角度が的確で、チームを優位な展開に導いた。

 先制ゴールも、左センターバックにロングボールを蹴らせたところが出発点。谷口彰悟が跳ね返し、佐野海舟が拾って持ち上がると、ボックス手前で南野がパスを受けて、狙いすましたシュートでネットを揺らした(2−0で勝利)。

自分がどうであれ、W杯で勝ちたいという思い

 続くボリビア戦も南野は先発し、3−0の勝利に貢献した。その試合後、ともに主軸としてチームを牽引してきた堂安律が、献身的な守備について問われて口にした言葉は印象的だった。

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「昨日、(南野)拓実くんとか(板倉)滉くんとかと話したんですけど『自分のパフォーマンスがどうであれ、ワールドカップで勝ちたい』思いがあります。自分の理想としている姿じゃなくても、泥臭くてもチームに貢献したい、というのは全選手が持っている。

 そういうチーム作りをできているコーチングスタッフはすごいですし、調子が良い悪い関係なく、勝てれば全員、調子が良いんだと思っている。ワールドカップはそういう大会になる。調子に関係なく、チームに少しでも貢献できるようにプレーしたいというのは今から意識はしている」

 カタール大会で悔しさを味わい、リベンジを誓った選手たちはこれまで、ワールドカップで勝つことを考えて過ごしてきた。思いは今、チームでしっかり共有されている。そして、その中心に南野がいる。自身が監督になってから最も試合に出場し、最もゴールを決めている南野の重要性について問われた森保監督は言った。

【次ページ】 森保監督にとっての南野の重要性

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