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「オオタニ、結婚式挙げたの?」「バナナの話に食いついてた」マンシーもラッシングも一緒にランチした新人も…ドジャースの仲間が大谷翔平に仰天
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J・P・ホーンストラ/田代学/丹羽美佳子J.P.Hoornstra/Manabu Tashiro/Mikako Niwa
photograph byNanae Suzuki
posted2025/10/06 06:01
ドジャース1年目のキャンプから快打を見せていた大谷翔平。このタイミングで突然の結婚発表もした
ヘルナンデスのおかげで、山本由伸投手と一緒にスペイン語のフレーズをいくつか覚え、代わりにヘルナンデスには日本語を教えていた。野球専門の国内ケーブルチャンネルであるMLBネットワークは、アリゾナ州内で春季キャンプをしている各球団のリポートで一部の選手を取材した。ベッツ、フリーマンと共にカメラの前に登場した大谷は、通訳を介さずに司会のハロルド・レイノルズ氏のインタビューに応じた。
日本ハム時代も、エンゼルス時代も、大谷の高いアスリート能力は多くのファンを魅了してきたが、このキャンプでは新チームもそのとりこになった。ドジャースの少数株主で、米プロバスケットボール(NBA)のレジェンドであるマジック・ジョンソンもその一人だった。
「ロッカールームとウエイトルームでの大谷には驚きだ。寡黙な男だが、練習に取り組む姿勢が見事だ。他の選手にも間違いなく良い影響を与えるだろう」
ラッシング「この世のものとは思えなかった」
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2022年のドラフト2巡目で指名され、メジャー昇格を目指す若手有望株のダルトン・ラッシング捕手はこう証言した。
「自分なら、トス打撃では(打球速度)100~103マイルか、104マイル(約167キロ)くらいだろう。ところが大谷がケージに入って、それをギャビン(・ラックス)と一緒に見ていたら、1球目から104だ。僕らは顔を見合わせて『あいつは人間か? どういうことだ?』という感じだった。その後の2球は106と108マイル。その後もスピードは上がっていって、110までいった。この世のものとは思えなかった」
その後も大谷は、オープン戦で見せ場を提供し続けた。
次の試合は1安打2四球で、3試合目は三塁打1本を含む3安打だった。韓国での開幕シリーズに向かう前に、アリゾナ州内でのオープン戦に8試合に出場して、成績は22打数11安打(打率.500)、出塁率.577、長打率.909だった。
電撃発表にマンシー「結婚式、挙げたの?」
2月28日には自身のインスタグラムで、結婚を電撃的に報告した。まさに青天の霹靂だった。

