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「オオタニ、結婚式挙げたの?」「バナナの話に食いついてた」マンシーもラッシングも一緒にランチした新人も…ドジャースの仲間が大谷翔平に仰天

posted2025/10/06 06:01

 
「オオタニ、結婚式挙げたの?」「バナナの話に食いついてた」マンシーもラッシングも一緒にランチした新人も…ドジャースの仲間が大谷翔平に仰天<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

ドジャース1年目のキャンプから快打を見せていた大谷翔平。このタイミングで突然の結婚発表もした

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J・P・ホーンストラ/田代学/丹羽美佳子

J・P・ホーンストラ/田代学/丹羽美佳子J.P.Hoornstra/Manabu Tashiro/Mikako Niwa

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Nanae Suzuki

強豪ドジャースへの移籍、結婚発表、元通訳の裏切り、史上初の50-50、念願のワールドシリーズ制覇、そしてMVP……。史上最高の野球選手・大谷翔平のこの伝説的な2024年シーズンを、MLBとドジャースを知り尽くした米国人記者と、全米野球記者協会理事を務めた初めてのアジア人記者が徹底検証し、さらに2025年の二刀流復活までを振り返る骨太のノンフィクション『SHOHEI OHTANI: YEARS in LA DODGERS』(東京書籍)から、本文を一部転載してご紹介します。

大谷とランチしたルーキーが明かす“バナナ秘話”

 2人の偉大なバッターに挟まれる形となった大谷だが、ロバーツ監督は積極的な走塁を期待していた。

 大谷はチーム内で、本塁から一塁までの到達タイムが一番速い選手だったからだ。ロサンゼルス・エンゼルスでは、2021年に自己最高の26盗塁を記録し、2023年も20盗塁。しかも今シーズンは投手と二刀流だったこれまでとは異なり、打者に専念するのでスライディングの際に利き腕を危険に晒さないように注意する必要もなかった。だからロバーツ監督は明確に、スピードという武器を活用しない手はないと考えていた。

「大谷にはぜひ積極的に、タイミングを見て二盗、三盗を狙ってほしい。存分に瞬発力やスピードを生かせるだろう」

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 新チームに馴染む能力の高さも、すぐ明らかになった。ベテランのクリス・テーラー外野手やギャビン・ラックス内野手、ウォーカー・ビューラー投手とは、1月のドジャースタジアムでの自主トレでよく顔を合わせていたから、キャンプイン後に自己紹介する必要はなかった。テオスカー・ヘルナンデス外野手らは、対戦相手として大谷を多少なりとも知っていた。

 もちろん初対面の選手も多かった。「一緒にランチを取った」とキャンプ1週目を終えた頃に明かしたのは、新人のギャビン・ストーン投手だ。

「いろいろなことを話した。バナナを食べると脱水症状にならないっていう話に食いついていたよ」

元NBAの超スーパースターもすぐ虜に

 あえて通訳に頼らないようにしていたのか、それとも英語力が自然に向上したからなのか分からないが、大谷はエンゼルス時代に比べて水原通訳の助けなしでもチームメートとの会話にあまり不自由していない様子だった。

【次ページ】 ラッシング「この世のものとは思えなかった」

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