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「オオタニ、結婚式挙げたの?」「バナナの話に食いついてた」マンシーもラッシングも一緒にランチした新人も…ドジャースの仲間が大谷翔平に仰天
posted2025/10/06 06:01
ドジャース1年目のキャンプから快打を見せていた大谷翔平。このタイミングで突然の結婚発表もした
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J・P・ホーンストラ/田代学/丹羽美佳子J.P.Hoornstra/Manabu Tashiro/Mikako Niwa
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Nanae Suzuki
大谷とランチしたルーキーが明かす“バナナ秘話”
2人の偉大なバッターに挟まれる形となった大谷だが、ロバーツ監督は積極的な走塁を期待していた。
大谷はチーム内で、本塁から一塁までの到達タイムが一番速い選手だったからだ。ロサンゼルス・エンゼルスでは、2021年に自己最高の26盗塁を記録し、2023年も20盗塁。しかも今シーズンは投手と二刀流だったこれまでとは異なり、打者に専念するのでスライディングの際に利き腕を危険に晒さないように注意する必要もなかった。だからロバーツ監督は明確に、スピードという武器を活用しない手はないと考えていた。
「大谷にはぜひ積極的に、タイミングを見て二盗、三盗を狙ってほしい。存分に瞬発力やスピードを生かせるだろう」
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新チームに馴染む能力の高さも、すぐ明らかになった。ベテランのクリス・テーラー外野手やギャビン・ラックス内野手、ウォーカー・ビューラー投手とは、1月のドジャースタジアムでの自主トレでよく顔を合わせていたから、キャンプイン後に自己紹介する必要はなかった。テオスカー・ヘルナンデス外野手らは、対戦相手として大谷を多少なりとも知っていた。
もちろん初対面の選手も多かった。「一緒にランチを取った」とキャンプ1週目を終えた頃に明かしたのは、新人のギャビン・ストーン投手だ。
「いろいろなことを話した。バナナを食べると脱水症状にならないっていう話に食いついていたよ」
元NBAの超スーパースターもすぐ虜に
あえて通訳に頼らないようにしていたのか、それとも英語力が自然に向上したからなのか分からないが、大谷はエンゼルス時代に比べて水原通訳の助けなしでもチームメートとの会話にあまり不自由していない様子だった。


