酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
肉体改造でカブス鈴木誠也30歳「43本塁打139打点ペース」“大谷超え打点王”ありえる…大谷翔平2度目登板は復帰戦と“大違いの内実”
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広尾晃Kou Hiroo
photograph byJIJI PRESS
posted2025/06/24 17:56
カブス鈴木誠也は打点王が狙えるとともに、同い年の大谷翔平に肉薄する成績を残しつつある
〈今永昇太/カブス〉
8試3勝2敗0S44.2回35安7本14球34振 責14率2.82
〈前田健太/タイガース〉
7試0勝0敗0S8回9安1本6球8振 責7率7.88
5月に左太ももを痛めた今永は、マイナーで4試合の調整登板を行い、26日のカージナルス戦で復帰する模様だ。
カブスとマイナー契約を結んだ前田は、AAAアイオワカブスでの6月17日の先発は6回自責点4だったが、22日は7回零封の好投だった。IL入りしているパドレスのダルビッシュ有は6月20日に、5月14日以来2度目となる実戦形式のマウンドに上がり2イニングを投げ好感触。同じくILのレッドソックスの吉田正尚は、DHラファエル・デバースがジャイアンツに電撃トレードされたことを受けて、DHでの復帰の可能性が出てきた。打撃には問題なし。
藤浪はFA、そのほかのマイナー勢も…
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マリナーズ傘下タコマの藤浪晋太郎は、8試合連続無失点を続けていたが17日にFAとなった。NPBも含め、次の活躍の場を模索中。
ナショナルズ傘下AAAロチェスターの小笠原慎之介は脇腹痛でIL入りしているが、6月18日にリハブ・アサインメント(リハビリのためのマイナー出場)。復帰の道のりは遠い。マイナー契約フィリーズ傘下AAAリーハイバレーの青柳晃洋は、17日、ディベロップメント・リスト入り。本来若手選手の育成用のステータスだが、ここから復帰を目指す。元DeNA乙坂智は藤浪晋太郎とともにAAAタコマでプレー、ここまで8試合23打数6安打、1盗塁、打率.261だが、6月12日を最後に出番がない。
多くの選手が厳しい状況に差し掛かっていることを実感する。

