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夫の鈴木誠也から「頑張り過ぎないで。笑っていてほしいんだ」と…元新体操日本代表・畠山愛理(29歳)が結婚で気づいた“理想の妻”幻想
posted2024/07/24 17:01
text by
荘司結有Yu Shoji
photograph by
(L)JMPA、(R)JIJI PRESS
新体操日本代表「フェアリージャパン」としてロンドン、リオと2度のオリンピックに出場した畠山愛理さん(29歳)。引退後はスポーツキャスターやモデルとして活躍し、2019年に野球の鈴木誠也選手と結婚。現在はMLBシカゴ・カブスに所属する夫と2人の男児とともに、アメリカで暮らしている。
第二子を出産したばかりの畠山さんに、渡米後の生活、日米でのアスリート妻を取り巻く空気感の違いを聞いた。結婚直後、「完璧な妻」を目指そうと無理をしていた畠山さんを救った誠也選手の「一言」とは――。
――第二子のご出産おめでとうございます! 誠也選手もちょうどオフ日が重なり、出産に立ち会えたそうですね。
畠山愛理さん(以下、畠山) ありがとうございます。長男はパパっ子なので、夫に預けて生まれそうなタイミングで連絡をして、病院に来てもらいました。おかげで落ち着いて出産を迎えることができました。
――欧米では、 出産に家族が立ち会うのは当たり前だそうですね。 メジャーリーガーも妻の出産のために試合を休むこともあるのだとか。
畠山 長男は日本で出産しました。夫は産休を取るか迷っていましたが、チームメイトに話を聞いて「自分の子供の誕生だぞ」と背中を押されたみたいで。数日間「父親リスト」に入れてもらい、一時帰国して立ち会ってくれました。
アメリカで感じた「日米の差」
――畠山さんは第一子を出産されてから、 間もなく渡米されましたよね。 言語や文化の違いに苦労することもあったのではないでしょうか?
畠山 そうですね、英語は得意ではないので。でも、選手時代に海外経験が多かったのはよかったなと思います。慣れないことも多いですけど、ストレスに感じないというか。喋れなくても、手振りと単語でなんとか伝えてみようって話しかけられても思っちゃうタイプなんです。
わからない時は笑顔で「ごめんなさい、わからないです!」って言うと、たいてい相手も笑顔で「大丈夫だよ」って返してくれます。球団の日本人職員の方々や仲良くしていただいている方にも困った時は助けていただきながら生活しています。