トレード“ほぼ確実”菅野智之35歳に「複数球団の思惑が交錯」？…米老舗メディア記者が明かしたホンネ「優勝を狙うほとんどの球団が欲しがる」 

　その他で現地メディアで目につくのはボストン・レッドソックスやサンフランシスコ・ジャイアンツあたりの球団だ。レッドソックスは先発陣の安定感に不安を抱えており、短期契約の菅野は条件面で合致。ジャイアンツについても現時点で確定的な動きはないものの、保険的補強先として水面下で検討が進む可能性は残されている。

　さらに『スポーティング・ニュース』のトレイシー氏が指摘したように、タイガースも積極補強の一角として浮上しており、菅野の去就はまさに「複数球団の思惑が交錯する状況」に入りつつある。

いくつもの球団が獲得に興味を示すほどの「人気銘柄」になった菅野　©︎JIJI PRESS

　ちなみに実際に菅野がトレードされた場合、オリオールズが受け取る「見返り」はどの水準になるのか。

トレード相手は「若手＋金銭」が標準

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　短期契約のベテラン先発に対して、MLB全体のトップ100プロスペクト・ランキングに入るような選手が放出されるケースは極めて稀だ。現実的には、将来的なメジャー昇格を期待される若手有望株1人を中心に、後日発表選手やキャッシュを組み合わせた柔軟なパッケージが標準となる。

　たとえば最有力とされるカブスであれば、トップ100に入っている捕手モイセス・バレステロスはやや過剰評価になりすぎるため、実際の交換候補は右腕ポーター・ホッジあたりが現実的なターゲットとなる。仮にドジャースなら先発候補ニック・フラッソあたりが候補だろうか。いずれも数年以内のメジャー昇格を視野に入れられる若手たちだ。

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