「合ってる？」「うん」試合直後に大谷翔平と山本由伸が“イタズラ合戦”「先輩後輩を超えて…」ドジャース入団から1年、関係性はこう変わった 

開幕戦ベンチで見えた、大谷と山本の関係性

　あの時、顔面蒼白でマウンドを降りた山本が、1年後には開幕投手として5回を3安打1失点に抑えて今季初勝利。お役御免となったベンチでは、笑顔で出迎えた大谷から右肩を揉まれて労われた。大谷は後輩の成長について試合後、こう話している。

「飄々と投げていたメンタルの部分、スキルの部分もそうですけど、点を取られた後も冷静に対処していく、3巡目も粘って更にいいピッチングをしていくのは先発投手として重要なポイントだと思う。頼もしいなと思ってベンチで見ていました」

勝利投手の権利を得てベンチに下がった山本は、その後も大谷と親しげに会話　©Nanae Suzuki

　お互いにリスペクトを持ち、距離感を保ちながらも朗らかな関係性を築く。今シーズンからは大谷にとって7歳下、山本の3歳下にあたる佐々木も加わった。物静かな“弟分”を得て、それぞれの表情はどう変化していくのか。今世紀初のワールドシリーズ連覇を目指す戦いと共に目が離せない。