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ぶら野球BACK NUMBER
巨人・落合博満41歳が猛批判「はっきり言って、原辰徳」“落合vs原”…30年前オフにバチバチの論争「原がしっかりしてたら巨人移籍なかった」
text by
中溝康隆Yasutaka Nakamizo
photograph byKYODO
posted2024/10/29 11:01
巨人1年目の契約更改のとき、落合博満は41歳。年明け1995年1月13日に現状維持=4億500万円でサインした
この企画において、8万1580票を集め、「2位落合4万3089票、3位松井3万2859票、4位広沢1万9692票、5位マック1万9165票、6位ハウエル8524票」と2位以下に大差をつけて、ぶっちぎりのトップに輝いたのが原だった。
当時、ジャイアンツファンですら、長嶋巨人の過剰な大型補強路線に明らかに戸惑っていた。同時にあまりに猛スピードで変化するチームへの反発で、80年代の巨人の顔でもあった原にある種の郷愁と共感を覚えていた。まるでリストラ寸前のベテラン社員のような悲壮感を背番号8に見たのである。
故障明けでひとり独自の調整を続け、「落合は今季、何試合出場できるか?」と囁かれた逆風のオレ流と、世論を味方につけた逆襲の若大将の一塁ポジション争い。95年の開幕前は確かにそういう雰囲気だった。
だが、いざペナントレースの蓋を開けてみたら、両者の野球人生は残酷なコントラストを描くことになる――。落合は首位打者争いを繰り広げ、原は現役最後の1年になるのである。
<続く>
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