テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「かめはめ波するって言ったろ、ガハハ」大谷翔平の番記者が見た“TVに映らない”古巣エンゼルス戦…HRボール取材→ド軍コーチ大喜びのワケ
text by
柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byKevork Djansezian/Getty Images
posted2024/07/12 17:01
古巣エンゼルス戦を前にした1枚。エステベスとハグする大谷翔平の表情も朗らかだ
取材初日の21日はディノ・エベル三塁コーチと同郷の知人家族がキャッチ。翌日同コーチに写真を見せると「本当か! よく知ってる人たちだ」と喜んでいた。
ラテン系グループに取材したら「日本メディアだ!」
ただ、この日の本塁打球をキャッチしたファンの取材は難航した。
スペイン語しか話せないラテン系のグループの1人がキャッチ。スタンドは大騒ぎで、私が到着すると「日本メディアが来たぞ!」とさらに過熱。どこからともなくスペイン語、英語の両方を話せるファンが通訳として登場。ただ、キャッチしたファンと知り合いではないらしく、コミュニケーションは上手く取れずもみくちゃに。危険を察知し、あえなく取材を断念した。
チームは怒濤の12連戦を終え、移動日を挟んで24日から舞台は“風の街”シカゴへと移る。ロサンゼルスに到着したばかりの私にとっては時差ボケになる暇もないほど、ロケットスタートの2日間だった。
<つづく>