テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「かめはめ波するって言ったろ、ガハハ」大谷翔平の番記者が見た“TVに映らない”古巣エンゼルス戦…HRボール取材→ド軍コーチ大喜びのワケ
text by
柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byKevork Djansezian/Getty Images
posted2024/07/12 17:01
古巣エンゼルス戦を前にした1枚。エステベスとハグする大谷翔平の表情も朗らかだ
日本のアニメ好きで知られる守護神エステベスは私を含めた日本メディアを見かけると「久しぶりだなあ」と流暢な日本語を披露した。人気漫画『ONE PIECE』のクロコダイルの声真似だという。大谷との対戦について問うと「9回の最後の打者で翔平を三振に取ったら(ドラゴンボールの)かめはめ波ポーズをするかも」と笑いながら予告していた。
大谷は2試合連発となるリーグトップ22号2ランを放ち、全30球団との対戦での安打を達成。かつての仲間たちに代名詞の一発を見舞った。
「構えが大事。そこさえできていれば右も左も関係ない。感覚的に4月、5月より全然いいんじゃないかな。大きく違ってくるのは後半戦から。そこから先は経験がないので、楽しみにしたい」
悲願の世界一へ向けた渇望が、大谷を突き動かしているようだった。
「言っただろ! ガハハ」ご機嫌で帰宅
一方、ドジャースは延長10回の末にエンゼルスに競り負け、最後の打者を空振り三振で締めたエステベスがマウンド上でかめはめ波ポーズを繰り出した。相手は大谷ではなかったが――。
「まさか現実になるとは!」
記者席も大いに盛り上がった。なおエステベスは試合後、こう話して帰宅した。
「(かめはめ波をするって)言っただろ! ガハハ」
大谷の3戦連発をつかんだのは、なんと三塁コーチの…
《6月22日 VSエンゼルス(ドジャースタジアム)◯7-2》
大谷の本塁打は、遥か彼方の銀河まで届くような輝きを放った。1-0の3回無死一塁。打球はロサンゼルスの夕焼け空を突き抜け、右中間席上段に着弾した。今季2度目の3試合連発に「打球速度的に素晴らしい打球。いい角度で、いい眺めだった」と余韻に浸った。
この日は本拠地の歴史や伝統をモチーフとした「シティー・コネクト・ジャージー」第2弾の着用日。星のマークがちりばめられた銀河をイメージしたデザインで、夢を追う人が集うロサンゼルスの都市が表現されていた。
熱心な「大谷ファン」ならお気づきの方もいるかもしれない。今季のスポニチMLB取材班は試合終盤などを除き大谷の本塁打球の行方の全取材を試みている。