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大谷翔平、松井秀喜とのメジャー成績比較で「走れる広角アーチスト」がクッキリ…177号以降はジャッジら“2020年代最強打者争い”頂点へ 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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photograph byNanae Suzuki/Koji Asakura

posted2024/04/24 17:00

大谷翔平、松井秀喜とのメジャー成績比較で「走れる広角アーチスト」がクッキリ…177号以降はジャッジら“2020年代最強打者争い”頂点へ<Number Web> photograph by Nanae Suzuki/Koji Asakura

大谷翔平と松井秀喜。アメリカで数多くのアーチをかけてきた2人を比較するとメジャー史の変貌もわかってくる

〈2021年以降、今年4月21日までのMLB通算本塁打数10傑〉
 ジャッジ: 434試1573打448安141本315点 率.285 OPS.999
 シュワーバー: 451試1647打365安131本281点 率.222 OPS.952
 オルソン: 501試1870打491安130本366点 率.263 OPS.957
 大谷翔平: 474試1715打484安130本303点 率.282 OPS.932
 アロンソ: 488試1813打454安130本355点 率.250 OPS.971
 ライリー: 499試1929打548安110本310点 率.284 OPS.920
 ゲレーロJr.: 500試1931打542安109本311点 率.281 OPS.925
 アルバレス: 416試1507打439安106本311点 率.291 OPS.894
 セミエン: 508試2076打548安104本303点 率.264 OPS.938
 ベッツ: 440試1715打489安103本266点 率.285 OPS.919

 アーロン・ジャッジを筆頭に現代MLBの最強スラッガーの名前が並んでいるが、大谷はジャッジと12本差の4位タイにいる。

 こうしたライバルたちとの鎬を削る争いが、大谷の「主戦場」なのだ。

 大谷は圧倒的な長打力で、彼らとの争いの頂点に立とうとしている。

そもそも「投手」という衝撃…で、得点圏打率は?

 と、ここまで書いてきて、今年はうっかり忘れてしまいそうだが――大谷翔平は「投手」でもあるのだ。超ハイレベルな打撃争いに加えて、来年は投手としても各チームのエース級と鎬を削る。どこまですごいねん、とあらためて思う次第である。

 そんな大谷が今季序盤戦のスタッツで取りざたされているのが「得点圏打率」である。MLBで重要視されるセイバーメトリクスの観点に立った場合、現状の低打率はそれほど心配するものではないと見ている。

<第2回「得点圏打率と初球打ち」編につづく>

#2に続く
首位打者・大谷翔平の得点圏打率.130だが「トラウトらと同じで問題ない」ワケ…初球打ち打率4割、39本塁打もスゴい中で“データ以外の懸念”

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