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佐々木朗希の弟は中央大、谷佳知Jr.は駒澤大へ…注目の高校3年生、卒業後は? 高校球児の進学&就職情報2024「1浪して慶大入りの選手も」

posted2024/02/20 11:02

 
佐々木朗希の弟は中央大、谷佳知Jr.は駒澤大へ…注目の高校3年生、卒業後は? 高校球児の進学&就職情報2024「1浪して慶大入りの選手も」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

高校野球で注目を集めた選手はどのような道へと進むのか(写真はイメージです)

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内田勝治

内田勝治Katsuharu Uchida

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Nanae Suzuki

 昨年の高校野球界を沸かせた球児たちはどのような道を歩んでいくのか。第1回では甲子園に出場し、ドラフト指名を受けなかった有力選手の進路を紹介したが、第2回の本記事ではプロ野球の関係者を身内に持つ選手や大舞台でスポットライトを浴びることなく高校3年間を終えた注目選手の動向を見ていく。(全2回の第2回/第1回も配信中)

谷佳知の息子は高校から野球に転向

 オリックス、巨人で活躍した谷佳知さんを父に、女子柔道48キロ級で2000年シドニー、04年アテネ五輪金メダリストの谷亮子さんを母に持つ東京学館浦安(千葉)の佳亮(よしあき)外野手は東都大学リーグの駒澤大に進むことが決まった。佳亮は小3からアイスホッケーを始め、高校入学後に野球へ転向。昨夏の千葉大会では「1番右翼」で2試合連続本塁打を放つなど、ポテンシャルを発揮し、これからが楽しみな選手だ。

 ロッテ・佐々木朗希投手の弟で、大船渡(岩手)の最速143キロ右腕・佐々木怜希投手は東都大学リーグの中央大に合格。昨夏の岩手大会では3回戦で敗退し、甲子園の土を踏むことはできなかったが、東都の名門で競争に勝ち抜き、兄の背中を追う。

サブロー長男のキャプテンシー

 同じく中央大は、北海(南北海道)の堀田晄大外野手も入学する。父の堀田一郎さんも北海から中央大に進み、1997年ドラフト6位で巨人に入団。外野手として10年間プレーした。父と同じ足跡をたどりながら、夢のプロ入りへどこまで近づけるか。

 ロッテ・サブロー二軍監督の長男である関東第一(東東京)・大村勝星(しょうせい)内野手は首都大学リーグの城西大に進む。主に下位打線を打つことが多かったが、堅実な遊撃守備と、主将として名門校をまとめた統率力を武器に、大学でもレギュラーを狙う。

元木Jr.は東海大へ

 昨年まで巨人のコーチを務めた元木大介さんの長男で、履正社(大阪)の元木翔大内野手は首都大学リーグで75度の優勝を誇る東海大へ。高3夏の甲子園まで一度も公式戦でベンチ入りを果たすことができなかったが、昨年10月の鹿児島国体で背番号14をつけてデビュー。父譲りの「くせ者」ぶりを発揮することができるか。

【次ページ】 中日の親族が多い東邦

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谷佳亮
佐々木怜希
堀田晄大
大村勝星
元木翔大
石川瑛貴
山北一颯
上田耕晟
大西遼多
小野勝利
山内教輔
斎藤陽貴
金子晄也
渡邊俊輔
甲斐陸斗
奥本翼
鷲見旺宥
市橋慶裕
竹村昇悟
山床志郎
稲垣渉
高橋蒼人
野川新
村田次朗
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