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「本気だった?」誰よりもサッカーを愛した男・松田直樹…34歳で突然逝った希代のDFは何を遺したのか「マツさんの死をきっかけに…」
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byJ.LEAGUE
posted2023/09/27 17:01
ともにプロ3年目、'97年の横浜ダービーでマッチアップしたマリノスの松田(左)とフリューゲルスの吉田孝行
「マツさんのお墓の前に立ってみて、自分ができることをやってみます、とは伝えました。次に報告するときに正解だったかどうか見ておいてください、とも。“お前何やってんの?”と言われるかもしれないですけどね」
深く考えすぎず、シンプルに本気でぶつかっていくだけ。それは決意表明の場でもあった。
右ひざのケガは「マツさんから与えられた試練」
今年の命日の翌日、田中隼磨は横浜にいた。朝早くからの「#命つなぐアクション講習会」に参加してAEDの使用法、心肺蘇生法を真剣に学んでいた。
「マツさんの死をきっかけにAEDが普及して、心肺蘇生法の知識も広がって助かっている命もあると聞いています。引退してある程度自由に動けるはずなので、自分なりにAEDの大切さとかを伝えられたらいい」
これも田中が果たすべき「責任」の一つなのかもしれない。
田中は松田から山雅の背番号3を引き継ぎ、チームの精神的な支柱となった……
【続きを読む】雑誌が読み放題のサブスク「NumberPREMIER」内の【十三回忌を迎えて】松田直樹が遺したものーー。熱く、負けず嫌いで…盟友たちが語る“マツイズム”とは?<ノンフィクション>で、こちらの記事の全文をお読みいただけます。
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