それでも、メジャーへの思いが強いとされる山本由伸のカーブが、アメリカではどれくらい曲がるのだろうとワクワクしてしまう。

　今季、山本由伸の配球はフォーシーム系が43パーセント、カーブが16パーセント、そしてカッターが9パーセント程度だ。アメリカのボールにフィットした場合、カーブはより大きな変化を生み、カッターが手元で変化する可能性があるということだろう。

　また、左脇腹の肉離れで戦列を離れることになった佐々木朗希も、将来はメジャーのマウンドに立つと期待される。

　WBCの記録映画「憧れを超えた侍たち　世界一への記録」にはダルビッシュ有が佐々木朗希にスライダーを伝授するシーンがあるが、ダルビッシュは佐々木朗希のスライダーを「スイーパーと呼ばれる領域です」と話していた。

　WBCの使用球はメジャー仕様だったから、曲がりやすかったのかもしれない。買いかぶりは禁物だが、佐々木朗希がメジャーを活躍の舞台としたならば、今よりもっと曲がる可能性を秘めているということではないだろうか？

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