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WBC決勝先発、今永昇太を北九州の高校恩師はどう見た? 「“緊張しない”彼が…」「可能性がゼロではないことを証明してくれた」 

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内田勝治

内田勝治Katsuharu Uchida

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photograph byGetty Images

posted2023/03/28 11:00

WBC決勝先発、今永昇太を北九州の高校恩師はどう見た? 「“緊張しない”彼が…」「可能性がゼロではないことを証明してくれた」<Number Web> photograph by Getty Images

WBCアメリカとの決勝戦、2回を投げて1失点だった今永。これまでにない大舞台での彼の投球を見た恩師は…

「自分が指導した生徒が最高峰の舞台で投げている。もしかしたら今教えている生徒も可能性がゼロではないということは彼が証明してくれた。夢がありますよね。その舞台で教え子が活躍しているのがうれしいし、そういう姿を見られて幸せでした」

 WBCは3試合に登板して6イニングを2失点、防御率3.00。1次ラウンドの韓国戦、準々決勝のイタリア戦と自己最速の154キロをマークした。福岡の県立高校で甲子園には無縁だった左腕は、世界から注目を浴びるまでに成長を遂げた。

サインの練習もしていましたし(笑)

 田中さんは「彼が高校生の時に、こういう子がプロ野球選手になるんだろうなと思いました。サインの練習もしていましたし(笑)」という。続けて「凄い場所にいることに感動しました。変化球、ストレートともに、コースに投げることができれば、世界に通用するのでは」と今後に期待を寄せる。

 WBCの活躍もあって、早ければ今シーズン終了後にもポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦する可能性がある。そして、2026年に行われる第6回WBC出場も熱望した。

 14年ぶりの世界一をかけて上がったマウンドで手にした1勝は、今後の野球人生においてかけがえのない財産になることは間違いない。「生涯忘れることのないあの雰囲気」をもう一度味わうために……。3年後、今永はどのような成長曲線を描いているのだろうか。楽しみは尽きない。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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