「WBCで優勝する上で大事なことは多岐にわたりますが、以下のような点が挙げられます。

　1.    強力な投手陣の構築: WBCでは1試合で投手が投げることができる球数に制限があるため、深いベンチを持つことが重要です。投手陣が調子を落としたときにも代替要員を投入し、安定した投球を維持できることが求められます。

　2.    セオリーにとらわれない野球: WBCでは、相手チームの特徴や弱点を事前に把握することが大切ですが、一方で想定外の状況に柔軟に対応することも必要です。監督や選手たちは状況判断力を養い、臨機応変な采配を行うことが重要です。

　3.    打撃の多様化: WBCの相手チームは、世界中から選ばれたトップ選手たちで構成されています。打撃においても、相手投手のスタイルや球種に合わせた多様な戦略が求められます。

　4.    団結力の強化: 代表チームは、普段はライバル同士の選手が集まって構成されるため、相手チームの選手たちとのコミュニケーションやチーム全体としての団結力が重要です。また、選手たちは日本を代表する一員としてプレーすることを誇りに思い、チームとして一丸となって戦うことが求められます。」

　定型文が返ってくるとおもいきや、2番目に「セオリーにとらわれない野球」を挙げるなど野球に詳しいファンも少し驚く回答と言えるのではないだろうか。

　聞き慣れない言い回しがあるので簡単に補足すると、1．の説明文中にある「深いベンチ」は豊富な交代要員（＝deep bench）を意味していると読み取れ、「層の厚いリリーフ陣」と言い換えられそうだ。また、3．の「打撃の多様化」は平たく言えば「打者の対応力」といったところか。

栗山英樹監督の采配にも注目が集まる　©Hideki Sugiyama

一番の強敵はどの国か？

　たしかにこの4点があれば、どんな戦い方を強いられても日本代表が勝つ未来が見えてきそうだ。では、日本が注意すべき対戦国はどこなのか。「一番の強敵はどの国か？」を聞いてみた。

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