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DeNA相川亮二バッテリーコーチに聞いた、“嶺井のFA移籍”の影響は?「そもそもキャッチャーの層は厚い」「松尾はセンスの塊。とはいえ…」
text by
石塚隆Takashi Ishizuka
photograph byJIJI PRESS
posted2023/01/09 11:04
三浦監督の隣で戦況を見つめる相川亮二コーチ。今季からチーフ作戦コーチも兼任するチームの“司令塔”に話を聞いた
「作戦コーチに関しては、三浦監督や他のコーチ陣らと密にコミュニケーションを取りながら、いかに相手投手を攻略し、勝っていくかという部分に注力することになります。具体的に言えば、いかに得点力をアップしていくのか」
DeNAの昨季の総得点は497と、これは前年の559を大きく下回るものだった。競った試合を勝てていたことの証明ではあるのだが、この得点力では投手陣への負担も大きく、また優勝を目指すには心もとない。
このチームの一番の怖さはやっぱり“打線の爆発力”
「これは石井コーチも言っているのですが、他球団の人間としてベイスターズを見たとき、このチームの一番の怖さはなにかと言うとやっぱり“打線の爆発力”なんですよ。昨年、細かいプレーができるようになってきて、そこを踏まえ持ち前の爆発力を改めて加えることができれば、ヤクルトともいい戦いができるし、優勝も見えてくるのではないかと思っています。また投手に関しても、先発も中継ぎも、昨年からもう一枚二枚、厚みを増せる可能性があると思っているので、期待をしてもらいたいですね」
相川コーチは頼もしい口調でそう語った。ヤクルト、巨人と渡り歩き、時には侍JAPANで活躍するなど、投打でベイスターズを支えた経験豊富な扇の要。三浦監督の性格や野球観をよく知る懐刀として、どんな作戦で勝利に導いてくれるのか、今から開幕が楽しみだ。
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