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冬の移籍市場で人気なのは「カマダ」だが…英国メディアで評価アップ、森保ジャパン“意外な”3人の名前「マエダを見直した! 私たちが間違っていた」

posted2022/12/19 18:53

 
冬の移籍市場で人気なのは「カマダ」だが…英国メディアで評価アップ、森保ジャパン“意外な”3人の名前「マエダを見直した! 私たちが間違っていた」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto/JMPA

カタールW杯で3試合に先発出場した前田大然。セルティックの地元メディアからは「マエダを見直した。もっと尊敬されるべき」との声が聞こえてきた

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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Kiichi Matsumoto/JMPA

フランスとの決勝でPK戦までもつれた死闘を制し、アルゼンチンが36年ぶり3回目の優勝を果たした。カタールW杯が終わり、もうすぐ1月の欧州移籍市場も開く。サッカーの母国・イギリスメディアでは今大会の日本代表の誰をどう評価したのだろうか? 現地在住の筆者が綴る。

◆◆◆

「日本代表には優れたプレーヤーが多い」

 W杯の1次リーグを1位で通過し、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦でPK戦の末に敗れた日本代表――。その戦いぶりは、サッカーの母国イングランドでも高く評価された。

 2大会連続で16強入りを果たした日本代表を総括したのが、元イングランド代表MFのダニー・マーフィーである。現役時代はリバプールやフルアムなどで活躍したMFは、英BBC放送のダイジェスト番組で次のように日本代表を評した。

「今大会の日本は凄かった。素晴らしいエネルギーと粘り強さ、確かなクオリティを備える好チームだった。1−1の同点でPKの末に敗れたクロアチア戦は、日本がもう1点奪っていてもおかしくなかった。クロアチアは引き分けてPK戦で勝負を決めればいいと思っていたようだが、日本はPKの前に決着をつけようとしていた。それだけに、PKで敗れたのは本当に気の毒だ。

 とはいえ、ドイツ戦とスペイン戦の出来は心から素晴らしかったと思う。日本サッカーは上り調子だ。個々の選手を見ても、日本には優れたプレーヤーが多い。今後が楽しみな存在だ。

 対するクロアチアは、4年前のW杯とは異なるチームだった。ファイナルまで勝ち進んだ4年前に比べるとスピードが明らかに落ちた。当時はストライカーのマリオ・マンジュキッチがいたが、今のチームには絶対的な点取り屋もいない。この試合に限って言えば、日本が勝利に値するパフォーマンスを示していた」

 司会者が「今大会の日本代表は、私達に素晴らしいエンターテイメントを提供してくれました。グループステージからクロアチア戦まで、彼らはずっとそうでした。このチームには一体感と団結力があり、試合を重ねるごとに成長しているように見えました。将来が楽しみなチームです」と話すと、マーフィーはうなずいて次のように言葉を続けた。

「私自身、彼らのパフォーマンスを見ていて楽しかった。動きはエネルギーに満ち溢れ、ボールテクニックも非常に高い。この2つをうまく融合し、最高のパフォーマンスを引き出していた。これからも成長し続けていくだろうし、もっと上を目指せるはずだ。そうなれば、私としても嬉しいよ」

【1】「マエダを見直した」の声

 日本代表の評価として、英国内で最も多く聞かれたのが「一体感」や「団結力」といった言葉だった。選手全員がハードワークし、組織としてもチーム全体の統率が取れているとの賛辞は多かった。

 そんな日本代表を象徴する存在として、注目されたのが前田大然である。

【次ページ】 【1】「マエダを見直した」の声

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