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「W杯では自分は“持ってなかった”」全4試合先発で無得点、鎌田大地26歳が敗戦後に明かした“重圧”「みんながしっかりしてたのに…」
text by
了戒美子Yoshiko Ryokai
photograph byKoki Nagahama/JMPA
posted2022/12/07 17:01
全4試合に出場し、無得点で大会を終えた鎌田。ブンデスリーガで活躍を見せる26歳は、今大会をどう振り返るのか
みんなが全く同じ気持ちっていうことはなかなかあり得ない
「たのしい? うーん、もちろん多少なりとも悔しい選手がいるし、活躍した選手はもう嬉しいだろうし、みんなが全く同じ気持ちっていうことはなかなかあり得ないと思います。けど、そういうのは一切見せずにチームのためにみんなやってるっていうのがまあこのW杯だと思うし、ほんとに全てを注ぎ込んだのがW杯だなと」
当然、鎌田は悔しかった側の選手だろう。
今回は間違いなく自分の実力不足
鎌田は次回大会を見据え、これからの4年間をこう思い描く。
「4年後は間違いなく自分にとって最後のW杯になると思う。僕にとってクラブは大事だけど、現時点では自分の目指してるクラブではプレーできていないし、今回はもう間違いなく自分が実力不足だったと思う。なので、次は自分の目指しているようなクラブでしっかりポジションをつかんでW杯に臨めるようにできたらと思います」
今季いっぱいはフランクフルトでプレーすることを明言しているが、その先はビッグクラブに移籍し、4年後のW杯を迎えたい。そしてそのW杯を最後に代表引退したい、と現時点では考えているようだ。
期待されながら不完全燃焼に終わったカタールW杯の悔しさは、4年後にしか返せないはず。その4年後を万全の調整で悔いなく迎えるために「日々精進する」と誓う。
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