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ブラジルの“日本vsドイツ報道”がカオス…手の平返し絶賛と「ネイマールのゲラゲラ風刺画」、“ナゾ走りDF”に「何を笑ってるんだ」
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![沢田啓明](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byTakuya Sugiyama/JMPA
posted2022/11/26 11:03
![ブラジルの“日本vsドイツ報道”がカオス…手の平返し絶賛と「ネイマールのゲラゲラ風刺画」、“ナゾ走りDF”に「何を笑ってるんだ」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama/JMPA](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/0/8/700/img_08ac23c39538e5bda542d1368185e118245778.jpg)
日本にとって歴史的勝利のドイツ戦。ブラジルではどう伝えられた?
前半のアディショナルタイムにも、ドイツがチャンスを作る。
キミッヒがシュートを打ち、権田が弾いたこぼれ球をセルジュ・ニャブリが左から折り返し、ハバーツが押し込んだ。主審はゴールを認めたようだったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が発動された。
「♪オー、バモス・ニッポ~ン」の意味も紹介
その結果が出る前、スピノーラは以下のようにコメントした。
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「クロスを入れた瞬間、ニャブリの前にはGKしかいなかったから、その時のボールの位置とニャブリがクロスを入れた瞬間のハバーツの位置の関係が問題になる。ハバーツがボールと同じラインかボールより後ろにいたら得点が認められるが、ボールより前にいたらオフサイドだ」
映像では、ハバーツの位置はボールの前。主審は得点を認めなかった。
後半に入り、日本が久保建英を下げて冨安健洋を入れてフォーメーションを4-2-3-1から3-4-2-1へ変更。ドイツの攻撃を凌ぐと、次第に日本のパスがつながってチャンスを作り始める。スタンドでは、日本人ファンによる「バモス・ニッポン」のチャントの声が高まった。
これを聞いて、男性レポーターが口を挟んだ。
「日本人ファンは、『ニッポン、ニッポン、ガンバレ、ニッポン』と叫んでいます。『ニッポン』は『日本』を、『ガンバレ』は『バモス』(それゆけ)を意味する日本語です」
この情報を聞いて、レナータは「まあ、あなた、何でも知ってるのね」と感嘆の声を漏らした。2人とも、日本人がポルトガル語混じりのチャントを歌っているとは夢にも思わず、なおかつ聞き取れなかったのである。
日本の攻撃が、さらに勢いを増す。
30分、堂安律の得点でついに同点。パウロ・ヌネスは「スピードがある三笘薫が入って左サイドでの攻撃が活性化し、南野拓実が正確なクロスを入れたことが得点に結びついた」と解説した。
ナゾの「絨毯に乗ったシマウマが登場」したワケ
そして、38分、右サイドを切り裂いた浅野拓磨がCBを振り切り、名GKノイアーの頭上をぶち抜いた。
レナータは「日本が逆転! 逆転! 逆転!」と絶叫。リカルジーニョは「後半の日本のプレー内容は、この結果にふさわしい」と語り、「これは、近年、日本のフットボールが成し遂げてきた成長の証だ」と賞賛した。
試合後、TVグローボはシマウマが絨毯に乗って空を飛ぶアニメ映像を流し、「ゼブラ」(ポルトガル語でシマウマのことだが、番狂わせという意味もある)の文字を大写しにした。
スポーツ紙『ランセ!』は、試合について以下のように論評した。