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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
“ドラミちゃん”相馬勇紀が早大で「グランパス加入リリースを添削」された日…元Jリーガー+テレビマン恩師の“進化した自己表現”ウラ話
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byAdam Pretty - FIFA/Getty Images
posted2022/11/21 11:04
カタールW杯に臨む相馬勇紀。“ドラミちゃん”の愛称で親しまれるキャラクターだ
早大出身者としては1998年フランス大会の斉藤俊秀と相馬直樹(偶然にも同じ苗字だ)以来、24年ぶりの日本代表W杯メンバーとなった。
その意義について外池はこのように話す。
「代表戦で結果を残したり、メンバー発表後のJリーグ最終節でゴールを決めるなど、『ここは自分がやらなきゃいけないところだな』というときのギアの上げ方。それはもちろん、彼の強さです。それとともに、プロサッカー選手には人を巻き込み、繋いでいく力が絶対必要だと思うので、そういった線上においての進化系が彼だと感じています。
外連味のない発信力や学び、自分への挑戦をハイブリッドに取り組んでいく。それが早稲田大学ア式蹴球部出身の選手としてあるべき姿と思いますし、相馬には日本代表で体現してもらいたいですね」
もし相馬の“宣言”が現実になる日が来たら…
《スピード、パワーを生かした1vs1の強さ、精度の高い強烈なシュート、プレスキック》
加入リリース時、前述したコメントとともに記された相馬勇紀の「プレーの特徴」である。これは大学卒業後のJリーグでも、MVPを獲得したE-1選手権でも、欧州遠征でもアピールし続けてきたもの。そのプレースタイル、愛されぶりは変わらない中でも、相馬勇紀は1人のサッカー選手として人間的に成長し続けた。そのベースには、小学校から大学時代まで十数年間の歩みがあったのだ。
〈カタールで1発決めてサッカー人生を変えます。日本を勝利に導きます!〉
大槻コーチに送った相馬の“宣言”である。カナダ戦に続いてW杯本番で決定的な仕事をし、感情を爆発させる時が来たら……三菱養和SCと早稲田大学で携わった人々のハートは、再び揺さぶられるはずだ。<#1/三菱養和編からつづく>
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