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プロ野球PRESSBACK NUMBER
前DeNA監督・ラミレスが本音で語る“セ・リーグ展望”…注目は阪神、大逆転Aクラス入りへ“2つの提言” カギは「青柳の登板日」と…
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph byShigeki Yamamoto
posted2022/07/15 11:03
後半戦の台風の目にラミレスは阪神タイガースを予想。CS進出への超秘策とは?
根尾昂の投手転向は「ワルクナイネ!」
最後にラミレス氏も注目している中日・根尾昂の投手転向についても聞いた。監督時代は投手、野手の役割の概念にも柔軟で、18年には打撃の得意だった投手のジョー・ウィーランドを代打に送るという大胆な作戦を繰り出したこともあった。
「(投手転向は)ワルクナイネ! もう少し打てていれば野手として我慢して使っていくこともできたと思うけれど、結果が出ていないとなれば、投手に可能性を見出すという選択は全く悪くないと思います。150㎞を超える球をあれだけ投げられますからね。ただ、勝ちパターンで起用したり、先発も、ということなら結構時間はかかると思います。負けている状況と勝っている状況では同じ1イニングでも全くプレッシャーが違う。今年はまず、エンターテイメント的な起用法で試合に慣れ、同時に投手としての体作りもさせて、来年から本格的に投手として起用するのだろうと予想しています」
監督時代の口癖は、「シーズンはどう始めるかではなく、どう終わるかが重要」だった。劇的な結末が待つシーズン後半戦にラミレス氏も熱いまなざしを注いでいる。