「4番・サードを誰が守るのか。おそらく開幕当初は5番サード大山（悠輔）、4番ライト佐藤（輝明）でスタートすると思うんです。ただ、将来のことを考えれば佐藤選手をサードにして長距離砲で阪神の顔に据えていく、という考えはあるでしょう。大山選手に関してはファーストも外野もできますしね。ただ佐藤選手の調子が出なければ、そういうわけにもいかない。最終的にチームが優勝争いするときに4番・サードに誰がいるのか。今年だけでなく、強いタイガースが続いていくという意味でも、そこが楽しみでもあり注目するポイントだと思いますね」

2年目のシーズンを迎える佐藤輝明 ©Kichi Matsumoto

佐藤輝明に“唯一言えること”

　佐藤輝はルーキーイヤーの昨季、開幕から東京五輪の中断期間前まで、リーグ4位の20本塁打、長打率.527と大ブレーク。しかし中断明けから極度の打撃不振に陥り、それがチームの失速にもつながった。熱狂的なファンに支えられ高い注目度を誇る球団ならではの重圧とも戦う宿命の若き主砲。現役時代、メンタルの強さも際立っていた鳥谷氏が明かす、その秘訣と金言とは――。

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