巨人・原監督「キャッチャーが気になるところでしょ、ねっ」開幕戦でまさかの“スガコバ”復活…小林誠司起用の真相はエース・菅野智之に問題が？

　開幕前日の東京ドーム。

　公式練習が終わりに近づくと一塁側のカメラマン席前で巨人・原辰徳監督の会見が行われた。

　まずテレビのインタビュー。

「まあやるべきことはやって、かなり新しいメンバーも加わってね、馴染むまでには、少々時間はかかるかもしれませんけど、いい形でスタートができればいいと思います」

　まず開幕前日の心境を語った原監督は、その後も左脇腹のケガで戦線離脱した坂本勇人内野手と坂本を欠くチームへの見解、8度目の開幕投手を任せる菅野智之投手への期待など、質問に答えていった。

原監督「キャッチャーが気になるところでしょ、ねっ？」

　そして最後の質問。

　今年の目標、チーム方針は？

「いやもう不屈という中で戦い抜く、と。どういう逆風が吹こうとね。トンボの如く前にしか進まない。ヨットであるなら逆風の中でも前に進ませる。そういうつもりで戦っていきます」

　その答えに担当ディレクターが「ありがとうございました」とお礼を言った瞬間に、いきなり今度は原監督の方からこう切り出したのである。

「キャッチャーが気になるところでしょ、ねっ？」

　そして間髪入れずにこう続けたのだ。

「明日は（菅野）智之と小林（誠司捕手）でスタートします。小林の打順は……（想像に）お任せします」

　まさかの“スガコバ”バッテリーの予告だった。

©︎Sankei Shimbun

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　引き続き行われた新聞用の会見では、すかさず小林先発の理由を問う質問が飛んだのは当然の流れだった。

【次ページ】　「理由？ まあ、非常に何というか……」