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<独占インタビュー>「治療は家族にとって大きな負担だった」メッシが明かす“ホルモン分泌異常”と13歳での故郷との別れ 

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posted2021/12/15 17:00

<独占インタビュー>「治療は家族にとって大きな負担だった」メッシが明かす“ホルモン分泌異常”と13歳での故郷との別れ<Number Web> photograph by L’Équipe

獲得した7つのトロフィを前に笑顔のメッシ。インタビューでは、ありのままに心境を語った

――あなたの名前は史上最高のサッカー選手を語る際に常に挙げられますが、あなた自身は自らをそう呼ぶことをずっと拒否しています。でも7度のバロンドール獲得で、自分でも史上最高であるとは思いませんか?

「そんなことは一度も言っていないし、考えたこともない。思いついたことすらないね。僕にとっては世界で最も優れた選手のひとりと見なされたり、名前を挙げられるだけで最高の栄誉だ。そんなことすら想像したり夢見たりしたわけじゃないからね。

 だけど……(少し考えこんで)、誤解されないためにどう言えばいいかわからないが……、そうしたことにまったく興味がないわけではないが、それが大事だとは思ってはいない。最高かどうかで、僕の何かが変わるわけではない。また最高になろうと試みたこともない」

2.根気強さについて

――10歳のときにホルモンの分泌異常(成長ホルモン分泌不全性低身長症)が見つかりましたが、その事実をどんな思いで聞きましたか?

「母と病院に検査に行って、1~2時間を過ごしたことを覚えている。医師からそのことを告げられたときは、別に大した問題じゃないと思った。そのせいで身体が大きくならないことが、自分のこれからにどんな影響を及ぼすか何もわかっていなかった。

 それから医師は治療法を説明した。日常的に注射を打つことで、夜に膝に注射を打ったら翌日には別のところに打つというようなことだった。でもそれで何かができなくなったわけじゃない。サッカーも続けられたし日常生活にも支障はなかった。病気が発覚しても、それまで通りの望んだ生活を続けることができた」

――自分のサッカー人生は終わるかも知れないという危機感は、まったく感じなかったのでしょうか?

【次ページ】 「治療は家族にとって大きな負担だった」

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