英『Evening Standard』紙で主にアーセナルを担当するジャーナリスト、サイモン・コリングス氏はバーンリー戦後に「試合のスタイルのせいかもしれないが、今日の冨安はサニャを思い起こさせた」と述べたほか、ある大衆紙でも「新しいサニャ」という見出しで冨安が特集されている。

　176cmという身長ながら空中戦を得意としていた元フランス代表SBとは、陸空ともに対人守備のスキルに優れている点が似ているという評価だ。

2013年の来日時、現役当時のアルテタと　©GettyImages

　サニャは目立つ選手ではなかったが、リー・ディクソンやローレン・エタメらに次ぐアーセナル史上最高クラスの右サイドバックのひとりである。そんなレジェンドと比較されるようになっているのだ。

　勝利が絶対のノースロンドン・ダービーで、本格的にサポーターのハートをガッチリと掴んだ冨安。

　レジェンドばりの圧倒的なデュエルの強さを武器に、今季のプレミアリーグでは異質な“ウイングキラー”として、リーグを席巻する存在となるのか注目だ。

©Getty Images

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