Jをめぐる冒険BACK NUMBER
風間フロンターレに憧れたからこそ… 小泉佳穂は「レッズを質の高いチームに」王者に“0-5の雪辱”を果たしてタイトルを
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byJ.LEAGUE
posted2021/08/31 17:00
3月の対戦で小林悠とマッチアップする小泉佳穂。チーム力が向上している浦和にとって、ルヴァン杯での川崎との再戦は試金石となる
「レッズをそういう質の高いチームにしたい」
「レッズをそういう質の高いチームにしたいっていう思いが強いです。そのためには自分がうまくならないといけない。チームのレベルを引き上げられるような存在になりたいし、それがいいモチベーションになるんじゃないかって思います」
東京五輪によるリーグ中断中に負傷した小泉だったが、8月25日に行われたサンフレッチェ広島戦で途中出場を果たすと、29日の湘南ベルマーレ戦ではスタメンに復帰した。9月1日と5日に行われるルヴァンカップ準々決勝のスターティングリストには、小泉の名前を見つけられるはずだ。
善戦した、よくやった、などという言葉は、小泉も、チームメイトも、欲してはいないはずだ。
本物の自信とは、勝って初めて得られるもの――。果たして小泉は、浦和は、王者と再び相まみえる2連戦で、本物の自信を掴むことができるだろうか。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。