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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「堂安律に救われた大ピンチ」「建英はよく歌ってる」サッカー五輪日本代表を“最も知る”板倉滉が22人の素顔を解説《MF&FW編》
text by
林遼平Ryohei Hayashi
photograph byJFA/AFLO
posted2021/07/20 11:02
チームの潤滑油としてメンバーとコミュニケーションを取る板倉滉。堂安、久保ら鍵を握るエースたちからもよくいじられるんだとか
MF三好康児(アントワープ)背番号8
1997年3月26日/167cm・64kg
三好とは小学校の頃から一緒にプレーしています。皆さんはクールなイメージを持っているかもしれないですけど、実は三好も年下からいじられるタイプですよ。ユースの時は後輩たちからすれば結構怖い存在だったと思いますけど、今はいじられるようになった。そこが個人的に面白い(笑)。性格的に自分からあまりいかないタイプだから、ガツガツ来てくれる方が打ち解けやすいのかもしれないですね。これから三好と関わる年下の選手たちはガツガツ行ってみてください(笑)。
左足の独特なボールの持ち方は昔からすごくて、自分でシュートも決められる。小さくてうまい選手は日本にたくさんいると思いますけど、その中でも抜けているから海外でやっている。三好の左足はスーパーです。
MF三笘薫(川崎フロンターレ)背番号11
1997年5月20日/178cm・71kg
またまたフロンターレ勢ですね。薫とは小学校の時から一緒にやっていて、昔からとにかくサッカーがうまい。ずっと変わらず仲は良いですが、当時は僕のことを「コウ」と呼んでいたのに、いまは「コウくん」になっている。僕は今でも昔の呼び名でいいんですけど(笑)。
薫も本当に真面目だし、すごくストイック。それであれだけプレーがうまいんだからすごいとしか言えないですよ。あのドリブルは本当に独特で、速い上にボールタッチも柔らかくて、相手の逆を取るのもうまい。アカデミーの時からよく逆を取られまくったなあ(笑)
MF堂安律(PSV)背番号10
1998年6月16日/172cm・70kg
律は、みんなが見ている“堂安律”のまんま。よく喋るし、年上の選手ともすごく仲が良い。でも、律も案外、年下の選手からガツガツ来て欲しいタイプなのかな。フローニンゲンでも一緒にプレーしたこともあって、個人的にも律とはすごく仲が良いですね。当時はほぼ毎日一緒にいましたから。練習行って、終わったら一緒にご飯食べに行ってみたいな。
忘れられないのが、移籍して初めての試合でのこと。試合会場へ向かうために車に乗ろうとしたら、鍵を失くしてしまったことに気づいて……。さすがにパニックになったんですけど、そんな時に律はクラブに電話して事情を説明して、最終的にはスタジアムまで送ってもらいました。本当助かりました(笑)。こんな感じで律のエピソードならたくさんありますよ!