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ルーキーの野手1位は佐藤輝明、では投手は…? 大人気野球ゲーム「プロスピ」の選手査定を調べてみた〈侍ジャパンも〉
text by
河村鳴紘Meikou Kawamura
photograph byKonami Digital Entertainment/Kiichi Matsumoto
posted2021/07/19 11:02
徹底した取材のもと、能力値が設定される「プロスピ」。田中将大、佐藤輝明はどんな評価を受けているのか?
ルーキーは厳しい査定になるはずなのに、主力として活躍する選手がそろっているのです。他にも一軍で輝きを見せているルーキーはいますが、開幕序盤からの活躍が必要で、やはり名前を挙げているメンバーが飛びぬけているようです。
ここまで振り返ると、数値だけを見れば、ゲーム内の査定で野手は佐藤輝、投手は栗林ということになります。ただし総合能力は投手の方が高めの傾向があり、450超えの投手は5人に対し、野手は2人。投手と野手は役割も違いますし、ほぼ同格と見て良いのかもしれません。
マー君、菅野……「侍ジャパン」はどう評価されてる?
なお東京五輪に出場する「侍ジャパン」ですが、投手の総合能力トップは、昨年のパ・リーグ奪三振王・山本由伸(オリックス)の総合能力485。野手は柳田悠岐(ソフトバンク)の469でした。菅野智之(巨人)は唯一の500台となる508でしたが、コンディション不良で辞退。日本にとっては痛いことこの上ありません。
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とはいえ、メンバーは豪華の一言。投手では日本球界へ復帰した田中将大(楽天、473)や、沢村賞の大野雄大(中日、454)、今年の開幕から39試合無失点の平良海馬(西武、422)。打者では、坂本勇人(巨人、457)、昨年無失策の菊池涼介(広島、418)、「甲斐キャノン」の異名で有名になった甲斐拓也(ソフトバンク、411)らもいます。岡本和真(巨人、434)や丸佳浩(巨人、426)が選ばれないほどの層の厚さです。
「プロスピ」のデータを見ると、得意な球種や選手の特徴が数値で分かるため、書籍の「選手名鑑」のような面白さがあります。試合を観戦するときにガイドブックとして見ると、野球の面白さが一層際立つのかもしれません。
(※参考)「『負け運』は良い投手につく能力なんですよ」野球ゲームの選手データどう決める? コナミに聞いてみた。
https://bunshun.jp/articles/-/46627
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。