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ルーキーの野手1位は佐藤輝明、では投手は…? 大人気野球ゲーム「プロスピ」の選手査定を調べてみた〈侍ジャパンも〉
text by
河村鳴紘Meikou Kawamura
photograph byKonami Digital Entertainment/Kiichi Matsumoto
posted2021/07/19 11:02
徹底した取材のもと、能力値が設定される「プロスピ」。田中将大、佐藤輝明はどんな評価を受けているのか?
パワーB(77)は、主砲の大山悠輔のA(81)にこそ及びませんが、何とチームで2番目。総合力306も、チームで5番目の高さ。新人打者としては別格扱いです。同じ阪神で先発の一角として5勝を挙げ、防御率2.70の伊藤将司は、総合力291。味方打線の能力がアップする「援護〇」や「牽制◎」、変化球が打者の手元でより曲がる「キレ」などの特殊能力も所持しています。
侍ジャパン入りを果たし、防御率は驚異の0.53という栗林良吏(広島)は総合能力342。広島の中継ぎ・抑え投手では、実績のあるフランスア(366)に次ぐ二番目の高さで、新人選手としてはトップ。ストレートとSSFの威力も抜群で、「奪三振」の特殊能力を持っています。また先発・中継ぎ・抑えの適性がいずれも「◎」になっているのも面白いところです。
横浜DeNAの主力になっている牧秀悟の総合能力は294。「固め打ち」「広角打法」「流し打ち」の特殊能力があり、使いやすい選手です。さらに捕手以外のポジションがそれなりに守れます。
早川隆久の特殊能力は「奪三振」
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続いてパ・リーグです。追加招集ながら侍ジャパン入りを果たし、日本ハムのエース格の活躍を見せる伊藤大海は総合能力319で、チームの投手で三番目。デフォルトで先発ローテに設定されており、155キロのストレートと切れ味鋭い縦のスライダーがあります。7勝、防御率2.42の好成績が、ストレートに反映されていますね。
楽天の先発ローテを担う早川隆久は総合能力287。「奪三振」の特殊能力があり、ストレート、サークルチェンジ、カットボールが持ち味です。先発投手に右腕が多い楽天で、貴重な左腕というのがポイントです。7勝を挙げており、防御率3.39もルーキーとしては立派です。
そして、ロッテの鈴木昭汰は総合能力271。開幕時はゲームの設定にある通り、先発ローテ入りをしました。152キロのストレート、ツーシームと縦のスライダーが武器。内角に投げると、球の威力がアップする「内角攻め」の特殊能力があります。