3位の亜細亜大には先発2番手クラスが多い

　早稲田大はソフトバンク和田、日本ハム有原だが、有原は今季レンジャーズに移籍し、和田は40歳。これに続いて昨年7勝のロッテ小島和哉がいるが、彼が奮起しないと今後ランク外になりかねないところか。

　3位の亜細亜大にはソフトバンク東浜、広島の九里、さらには昨年5勝の阪神・髙橋遥人と先発2番手クラスがいる。東海大は不動のエース菅野に、救援の中川と巨人コンビが君臨している。

　佛教大はこれまでほとんどプロ野球選手を輩出してこなかったが、昨年の沢村賞・大野雄大の活躍で一気に台頭した。

＜奪三振数ランキング＞
明治大【東京六】403三振
　森下暢仁（広）124三振、柳裕也（中）88三振
亜細亜大【東都】397三振
　九里亜蓮（広）106三振、東浜巨（ソ）102三振
早稲田大【東京六】328三振
　有原航平（日）106三振、小島和哉（ロ）83三振
日体大【首都】204三振
　大貫晋一（De）81三振、松本航（西）66三振
中央大【東都】193三振
　美馬学（ロ）88三振、鍵谷陽平（巨）40三振
創価大【東京新】187三振
　石川柊太（ソ）103三振、小川泰弘（ヤ）83三振
東海大【首都】170三振
　菅野智之（巨）131三振、中川皓太（巨）26三振
佛教大【京滋】148三振
　大野雄大（中）148三振
國學院大【東都】138三振
　杉浦稔大（日）68三振、清水昇（ヤ）58三振
日本大【東都】122三振
　森脇亮介（西）41三振、吉田一将（オ）34三振、弓削隼人（楽）34三振

2020年の出身大学別勝利数／奪三振数ランキング

　こちらは「本格派投手」を擁する大学が上位に並ぶ。明治大は新鋭・森下の台頭が大きい。

　2位以下もローテを担う主力先発投手を輩出した大学が並ぶが、10位の日本大は西武の森脇、オリックスの吉田一、楽天の弓削らといった投手が細かく積み上げた三振数だ。

救援投手を見てみると、ランキングがかなり変わる

＜セーブ数＋ホールド数ランキング＞
法政大【東京六】48（18S 30H)
　石田健大（De）25（0S 25H）、三嶋一輝（De）23（18S 5H）
関西国際大【阪神】39（31S 8H)
　益田直也（ロ）36（31S 5H）、松永昂大（ロ）3（0S 3H）
國學院大【東都】36（2S 34H)
　清水昇（ヤ）30（0S 30H）、高木京介（巨）5（1S 4H）
福井工大【北陸】34（33S 1H)
　増田達至（西）34（33S 1H)
中央大【東都】31（1S 30H)
　澤村拓一（巨・ロ）15（1S 14H）、鍵谷陽平（巨）13（0S 13H）
東北福祉大【仙台六】31（20S 11H)
　石山泰稚（ヤ）24（20S 4H）、佐藤優（中）4（0S 4H）
愛知大【愛知】31（3S 28H)
　祖父江大輔（中）31（3S 28H）
関西学院大【関西学生】29（8S 21H)
　宮西尚生（日）29（8S 21H）
東農大北海道【北海道】24（1S 23H)
　玉井大翔（日）22（1S 21H）、井口和朋（日）2（0S 2H）
平成国際大【関甲新】24 （2S 22H）
　牧田和久（楽）24（2S 22H）、佐野泰雄（西）0（0S 0H）

　高校同様、ランキングの顔ぶれが大きく変わる。

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