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ガンバ復権の旗頭・井手口陽介 今野泰幸のように奪い、遠藤保仁のように作るハイブリッドさ
text by
下薗昌記Masaki Shimozono
photograph byJ.LEAGUE
posted2020/10/31 06:00
ハリルジャパン時には中心選手となった時期もある井手口陽介。ガンバで力を見せれば再び……という期待値も大きい
「いなくてもタイトルが取れるように」
そんな井手口が遠藤の期限付き移籍が決まった直後、改めて秘めた思いを口にするのだ。
「2人(遠藤と今野)を超えたい、レギュラーを取らないと意味がないと思ってやってきましたけど、ガンバを引っ張ってきてくれたのはヤットさん。ヤットさんが中心となってタイトルを全て奪って来ているので、いなくてもタイトルが取れるように頑張って行きたい思いもあります」
今野のように相手の攻撃の芽を摘み、遠藤のように決定的なパスも出す――。凄みさえ見せ始めているハイブリッドなボランチは、ガンバ大阪復権の旗頭になる。
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