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苦しむ大迫勇也 それでも「ユウヤがいることが嬉しい」と指揮官が信頼&期待する理由
text by
中野吉之伴Kichinosuke Nakano
photograph byGetty Images
posted2020/10/29 17:01
今季ブレーメンで本来の持ち味を出し切れていない大迫勇也。ここから逆襲となるか期待したい
ひざの負傷は打撲で済んだだけに
大迫は、残念ながら続くホッフェンハイム戦の終盤にひざを負傷して、途中出場・途中退場となってしまった。長期離脱も危惧されたが、強めの打撲で済んだのは不幸中の幸いと言える。
これまでにも苦しい時期は何度もあった。ケルン時代もそうだった。だが、そのたびに自分のプレーでしっかりと答えを出し続けてきたから今の大迫がある。まずは怪我を治し、気持ちとコンディションを整え、チームの勝利のために自分のプレーを一つずつピッチで出していってほしい。
確実にボールを収め、的確にさばき、そこからゴール前のスペースに飛び込んでいく。そんな違いを生み出せていた大迫の復活は、チームにとって間違いなく必要なのだから。シーズンは、まだ始まったばかりだ。