「東京五輪に向け、インパクトを残したい」

「目標は優勝です。あとは極力スタメンの座を守りたい。自分がビッグマンとしてスタートできるだけの実力があれば、チームとしてももっと上を目指せます。Bリーグでスタートで出ている日本人ビッグマンはアルバルク東京の竹内譲次さんだけなので、その領域に到達したい。スタートとして出続けて、チームが優勝できれば、それが自分の実績になると思うので、チームとしても個人としても優勝が目標です」

　チームが勝てれば自分は0得点0リバウンドでも満足だと、これまではあまり気にしてこなかったスタッツにも、今年はこだわりたいと意気込む。

「今年は東京五輪に向けてアピールしないといけないと感じています。勝つことは大前提ですが、リバウンドを10本以上取る試合をできるだけ増やしたり、去年は1試合だけだったダブルダブルを複数回取ったり、インパクトを残したいと考えています」

　まだ「3～4割の完成度」という三河。次戦（10月24日、25日）はホームに東地区首位の富山グラウジーズを迎える。1試合平均91点とリーグ最多得点を誇る富山との東西首位決戦に打ち勝って、常勝軍団復活へと勢いをつけられるか。

　新たな32番とともに、三河がどんな成長曲線を描いていくのか、楽しみでしかない。