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“完全優勝”レイカーズ エース・レブロンの「歴代最強パートナーってだれ?」を考えてみた
posted2020/10/15 17:25
text by
杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph by
Getty Images
現地10月11日、フロリダ州オーランドの“バブル”にも紙吹雪が盛大に舞い、長かったNBAの2019~20シーズンはついに終わった。
ファイナルではロサンジェルス・レイカーズがマイアミ・ヒートを4勝2敗で下し、通算17度目の優勝が決定。ジミー・バトラーを中心とするヒートの闘志に苦しめられたレイカーズだったが、第6戦では最大36点の大差をつけての圧勝で強さをアピールした。プレーオフ全体でも16勝5敗という見事な成績であり、“完全優勝”と呼んでもいいだろう。
「チームのメンタルの強さや経験を信じていた。レブロン(・ジェームズ)だけではなく、アンソニー・デイビスもチャンピオンになるべき存在と思っていた。彼らが一緒にプレーしたおかげで、我々はここに到達できた」
就任1年目で頂点に駆け上がったレイカーズのフランク・ボーゲルHCが述べていた通り、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスという2人のスーパースターが栄光の立役者だったことは間違いない。
レブロンの“最高のチームメイト”は誰なのか?
自身4度目のファイナルMVPを獲得したレブロンは、6試合で平均29.8得点(FG成功率59.1%)、11.8リバウンド、8.5アシスト。AD(デイビスの愛称)も平均25.0得点(FG成功率57.1%、3P 42.1%、FT 93.8%)、10.7リバウンド、2.0ブロックをマークし、万能ビッグマンぶりをみせつけた。この強力デュオが中央に君臨したからこそ、ケンタビアス・コールドウェル・ポープ、ラジョン・ロンド、カイル・クーズマといったサポーティングキャストも伸び伸びとプレーすることができた。
こうしてレイカーズが“ビッグ2”を軸にして勝ち上がる過程で、デイビスこそがレブロンのキャリアで得たベストパートナーなのではないかと騒がれ始めた。
これまで多くのスーパースターと一緒にプレーしてきたレブロン。その中でも最高のチームメイトというと、2010~14年のヒート時代に一緒に2度の優勝を手にしたドウェイン・ウェイド、あるいは2016年にクリーブランド・キャバリアーズを史上初のファイナル制覇に導いた際の相棒だったカイリー・アービングではないかという意見が一般的だった。しかし、今季のレブロンとデイビスの活躍を見て、現役時代はレブロンのチームメイトでもあり、今はESPNのコメンテーターを務めているケンドリック・パーキンスが10月2日にこうツイートした。
「偉大なドウェイン・ウェイドには悪いけど、レブロンとこれまでも最も噛み合っているのはアンソニー・デイビスだ」