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女子バスケWリーグ開幕! 3人制代表活動で進化した、三好南穂の「ディープスリー」を見よ
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byGetty Images
posted2020/09/19 11:30
11月には3人制女子の日本代表合宿が行われる。東京五輪出場をかけた最終予選は、来年5月26日からオーストリアで開催予定だ
水島沙紀の引退は大きなマイナスだが
トヨタ自動車では、昨シーズン限りで元日本代表で17年女子アジアカップ優勝の立役者でもある水島沙紀が引退した。ルーカス・モンデーロHCは「クオリティーの高い選手がいなくなった。チームのマイナスであるのは否めない」と述べているが、代わりに入った新人もクオリティーは高い。三好はキャプテンとしてこのように語っている。
「チームのテーマは『以心伝心』。お互いのプレーやお互いがどういうことがしたいのか、どう動きたいのかを感じ取りながらプレーできたらいいと思います。チームの目標は優勝。見ている方々、応援してくださるみなさんに勇気や感動をお届けできるような試合をしたいと思っています」
トヨタ自動車には三好のほかにも新人の永田萌絵が5人制と3人制の2カテゴリーで日本代表候補に名を連ねている。また、昨年の3x3 U-23ワールドカップで永田とともに優勝メンバーとなった3人制日本代表候補の馬瓜ステファニー、山本麻衣もいる。
就任2年目で戦術や意識のすり合わせがスムーズに運ぶであろうモンデーロHCの指揮の下、3人制プレーヤーとしての個性も見られそうな今シーズン。精度の高いディープスリーを武器として持った三好が、打って打って打ちまくる姿を楽しみにしたい。